SSブログ

本格派の出番 [アクアリウム]

さて、レッドビー水槽のCR-3の冷却能力はというと、室温36℃時での最高水温は27.3℃という結果。

水温だけ見れば、何とか許容範囲に収まってます。
ところが、CR-3は24時間フル稼働状態。
更に、このCR-3がアイドリング動作になるのが水温24.3℃以下になってからなので、比較的気温が低い日でもフル稼働が続く続く。

昨年、ワンシーズンCR-3を使って解ったコトは、ペルチェ式のクーラーは水温を下げるのではなく水温を維持するように使うのがベストというコト。
そもそもペルチェ式は効率が悪く、更にペルチェ素子に電流を流せば流すほど効率が落ちてくる。
効率が悪いということは消費電力に対して発熱が増えるということで、発熱が増えるということはファンから出る排熱が熱いということで、排熱が熱いということは部屋の温度が上がるということで、部屋の温度が上がるということは水槽の水温が上がるということで、悪循環に・・・

つまり、いかにアイドリング状態を長く維持できるかが肝で、24時間フル稼働しっぱなしというのは明らかに能力を超えた使い方なんですね。
それに、175Wが24時間動作し通しっていうのも、ちょっと無視できない電気代だし。

そんなワケで、




ゼンス・・・

ポチッとな


遂に、本格派の登場。

ZC-100

ゼンスイ ZC-100

コンプレッサー式の水槽クーラーです。

駆動部がファンのみのペルチェ式のCR-3は、動作音がファンのみですが、ZC-100は冷媒を圧縮するためのコンプレッサー+ファンの動作音があります。
音量自体は3個のファンがフル稼働したCR-3の方が大きいように感じます。
ZC-100の方はファンの『ふぉー』という音とコンプレッサーの『むぅーん』という音が混じった感じで、音質的にはこちらの方が若干不快度が大きいかも。(まぁ、人によりけりでしょうけど)
大まかに言うと、寝室に置くのは厳しいけれどリビングだったら許容範囲といったところでしょう。


ZC-100を導入する上で最も気になったのがサイズ。


ZC-100とCR-3_幅・高さ比較

高さはCR-3の方が高いのですが(横幅はひとまず目をつむってください)

俯瞰で見ると、


ZC-100とCR-3_幅・奥行き比較

デカイ・・・

2213とCR-3がきちっと収まっていた、内寸35cm幅の水槽台には当然入らず。(ポチッた時点で認識済みでしたが)
これでも、ZC-100はコンプレッサー式の水槽クーラーの中では最小クラスなんですけどね。
やっぱり、小型水槽にとってCR-3(CR-2)の小さい設置面積というのは正義であり、重要なスペックのひとつ。


さて、CR-3CR-2と同様に1週間ほど温度を観測して表にし、ZC-100の冷却性能の方を発表しようと思いましたが、今回はグラフは無しです。
なぜなら、

極めて水温が安定していたから

ZC-100には0.1℃刻みの水温設定機能があり、ビー水槽では夏場ということで最適水温より若干高めの25.5℃にセット。
すると、常に最高水温/最低水温が、25.9℃/25.0℃で変化なし。
最高室温が36℃の日でも最低室温が28℃の日でもこの関係は維持されてました。
(この結果じゃ、わざわざグラフを載せる必要ないですね)


1日での温度の振れ幅が1℃以内というのは、レッドビーにとっても優しい環境。
逆に、CR-3の時のように±2℃近く変化してしまうのは、過酷だったハズ。

また、24時間フル稼働状態のCR-3に対して、ZC-100の1日の稼働時間は3割程度。
消費電力は、CR-3の175Wに対して、ZC-100は95W。(50Hz地域)
動作時間と消費電力から単純計算するとZC-100の電気代はCR-3の1/6。
う~ん、この差は大きい。


さて、冷却機能についてはZC-100に大きく水を開けられてしまったCR-3。
だからといってペルチェ式が駄目だと言うつもりは毛頭ありません。
能力の範囲内で使えば十分冷えますし、なんてったってコンパクト。
45cm未満の水槽用の水槽台の中に、外部フィルターとクーラーを収めようとしたら、現状CRシリーズ位しか選択肢は無いと思います。(無論、しっかり放熱する必要はありますが)

CRシリーズで一番惜しいところは、水温設定が25℃から変更できない点。しかも、誤差が±1℃と決して小さくはない。
仮に、水温設定が26℃+αに設定できたら、電気代的にも差が出てくると思うんですけどね。
しかも、排熱で室温が上がってしまう悪循環も軽減できるし。
逆サーモ使えばいいじゃんって意見もあるでしょうが、逆サーモによるメイン電源のON/OFFだとペルチェの寿命が縮みそうだし、初期型CR-3の175W版はまだしも、現行の245W版だと対応している逆サーモはあったかしら。
そもそも、何千円か出して逆サーモ買うくらいなら、少しくらい高くても最初から本体に付いてる方がイイし。おまけに逆サーモの温度センサを水槽内に入れなくてもイイし。
と、良いコト尽くし。
テトラさん、次の機種を出す時は水温設定機能の追加是非よろしくお願いしますね。(まぁ、これ以上水槽を増やさない限り、もうクーラーは要りませんがwww)


あ、肝心のレッドビーの方は、水槽を立ち上げなおしてから☆がピタッと止みました。
更に、ZC-100に替えて水温が安定したのが良かったのか、この時期にも拘らず抱卵する個体も。
ひとつ難点があるとすれば、部屋が暑すぎてゆっくり水槽を眺められないコト(笑)

はぁ、早く涼しくならないかしらん。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

水槽立ち上げアフォガート ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。