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真空パックでローストビーフの食べ比べ [男の手料理]

真空パックでのロースト料理を覚えてからこっち、月に1回は家族からリスエストが掛かってます。
今回はローストビーフ。

肉の調達に出かけたところ、賞味期限が当日で50%OFFになった国産のモモブロックを発見。
但し、236gと家族4人で食べるにはちと足りない。
隣の棚を見ると、オーストラリア産のモモブロックが。

これまでローストビーフを作ってきて思うのが、作る度に味が違うという事。
高い肉や安い肉があったり、火の入り加減が一定にならなかったりして、味の違いが肉のせいなのか調理のせいなのかよく分からないんですね。

そこで閃いたのが、2種類の肉で同時にローストビーフを作れば、味に違いがどっちのせいなのか分るんじゃないかと。

で、買ってきました、2種類の肉を

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国産モモブロックが100g 498円
オーストラリア産モモブロックが100g 158円 (共に値引き前)

何と、3倍以上の価格差!(ちなみに、100g 500円の肉なんて、特別なお祝いか特売品じゃないと買えませんw)
見た目で既に、肉の色が違います。
国産の方が赤味が強いですね。
あ、ちなみに私、肉についての知識は全くありません。
なので、肉の色が違うと、味にどう影響するのかはサッパリ・・・


ともかく調理に取り掛かりましょう。

まず肉を常温に戻し、塩コショウを。
塩コショウが馴染んだら、フライパンで表面をジュッと焼き固めます。

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奥の直方体がオーストラリア産、手前の三角柱が国産。
どちらからもいい匂いが。


粗熱が取れたら肉を真空パックに。

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条件を揃えたいので、1枚のパックに両方入れちゃいました。
尚、真空パック器が無い方は、ジップロップに肉を入れ、ストローで中の空気を吸いだして、疑似真空状態にしても良いようです。


次にお湯の用意。

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お湯は熱湯ではなく、70℃位で抑えておきます。
肉は65℃を超えると急に固くなるので、熱湯は厳禁。


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炊飯ジャーに真空パックした肉を入れ、肉が浸かる位にお湯を入れます。
炊飯ジャーを保温にし(保温ですよ。炊飯にしたらダメですよ)、38分待ちます。
この時間設定は炊飯ジャーの保温温度(炊飯ジャーによって多少異なります)、肉の大きさ、気温によって微調整が必要。
これはもう経験するしかないですが、一般的には、ローストビーフだと40分~50分の間で
しょうか。
今回は、それぞれの肉の大きさが250gと小さ目だったので、若干短くしてみました。
それに我が家は、やり過ぎて固くなるよりは、若干血が滴ってても柔らかい方が好みなので。


20140211_172630.JPG

設定した時間になったら、炊飯ジャーから取り出し、真空パックのまま冷水に浸け余熱を取ります。
仕上がりが気になるところですが、肉が温かいうちに切ると肉汁が出ちゃうのでまだ我慢。
私の場合、冷蔵庫に入れて1時間以上置いておきます。


いよいよカット。
写真を撮り忘れちゃいましたが、食べ比べにはもってこいのベストに近い火の入り加減♪

肉を切っていると、

20140211_174951.JPG

足元にららが。
肉を切っていると、肉の匂いがするんでしょうね。
目からキラキラ光線出しながら伏せしたりお座りしたりして、マンツーマンディフェンスでピッタリマーク(笑)
ちなみに、ローストビーフのようなあまり味付けをしない肉料理の時は、おすそ分けしてドッグフードにトッピングしてあげてます。
『後で美味しいの出てくるから、もう少し待っててね』


切り終えた肉はこんな感じ。

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左半分が国産、右半分がオーストラリア産。
生の時の色味をそのまま引き継いで、国産の方が赤味が強い。
また、国産の方が若干ジューシーです。
肉を切っている時の感覚も違っていて、国産の方が包丁がスッと入っていきました。
但しこれは、肉を切る時の繊維方向もあると思うので、食べた時の固さとは一致しないかもしれませんが。

で、お味の方は
まず、包丁の感覚の通り、やっぱり国産の方が柔らかいです。しかも、ただ柔らかいだけじゃなくて、肉の繊維が細かいというか、国産は歯ごたえが心地イイ。
味自体についても、国産の方が肉の味がシッカリしていて、牛肉食べてる感が強いです。

結果的には結局、『高い肉はやっぱり美味しい』でした。

ところが、食べ進めていくうちにオーストラリア産の方はどんどん美味しくなってくるんです。肉の旨みが強くなってきて。
国産の方も美味しくはなるんですが、オーストラリア産の方が美味しく振り幅が大きい感じ。
この経験は何度かあって、食べ始めた頃は味がしなくてどうしようもなかった肉が、食べ終わる頃にそこそこ美味しくなるんですね。


このオーストラリア産の最後の追い上げを考えると、『3倍の値段の差までの味の違いは無いかなぁ』というのが正直なところ。
ただ、絶対的には国産の方が美味しいのは確実、年に1,2回、ハレの日には奮発してみよっと。



 


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papamama

肉の味の違いは値段の違い

とは、papaのセリフですが、予算があるなら肉以外は必要最小限のものに止め、残った予算で最高の肉を買う!
この際、赤ワインをダウングレードするのも已む無し。

信頼できる肉屋さんを決めて、資金を投入すれば間違いなし、です。
by papamama (2014-02-16 00:21) 

katsumushi

>papamamaさん

>この際、赤ワインをダウングレードするのも已む無し。

夫婦共々お酒は飲まないので、問題なくお肉に全力を突っ込めます(笑)
ただ、最近子供たちが食べ盛りになってきたので、予算配分が質より量にシフトしてきてます...

by katsumushi (2014-02-16 17:58) 

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