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igloo蛇口改造 [ ┣ クーラー・ジャグ]

ジャグの゛あれ”と言えば、焼酎コックへの付け替え。

コーナンラックの紐と並んで定番中の定番ですね。
逆に、改造していない方が『何か理由でもあるんですか?』と思われちゃうくらい(笑)


うちにやってきたiglooの蛇口も、一番安く手っ取り早く済ますには、改造済みのcolemanジャグからぶん取って付けちゃえばイイ。
ただ、colemanに付けたコックは金属製で、ポップなiglooとはデザイン的にちょっと合わないような気がするんですよね。
あと、流量的にもあともう一声欲しいところ。

そんなこんなでネットをウロウロしていると、zackyさんの記事を発見。(更に、元ネタはピノさんの記事だそうです)


早速注文してみました。

201405aa_222301.JPG

本来は、ウォーターサーバーの交換コックのようで、冷水用(水色)と温水用(赤)のセット販売。
温水用は安全機構となっていて、ツマミを引きながら操作しないと水が出ない上、出水の保持もできません。

2015年6月現在、このタイプのコックは一般販売していないようです。
代替品を見つけましたので、こちらをご覧ください。



201405aa_222611.JPG

バラしてみるとこんな構造。
ツマミがピンを引き上げると、一緒に白いパッキンが持ち上がり水が流れる仕組み。


iglooの色に合わせるには赤い温水用を使いたいところですが、温水用はコックから手を離すと水が止まってしまい、蛇口を替える意味が無くなっちゃいます。
まぁ、純正のボタンタイプより、操作しやすくはなるかもしれないけど。


ここで騒ぐのがモデラーの血。
色が気に入らないなら塗っちゃえばイイじゃん。

201405aa_143703.JPG

久々に、へなちょこ棒の登場!(モデラーじゃない堅気の人は゛へなちょこ棒”でググってみてくださいまし)
下処理として、800番のペーパーで足付け済みです。


201405aa_162132.JPG

堅気じゃない人は、こんなパーツひとつ塗るのにエアブラシを登場させちゃいます(笑)
ちなみに、このコンプレッサー(Mr.コンプレッサープチコン・キュート)は、MG ターンAの塗装用に買って以来、初めて箱から出しました。
つまり、ターンAは6年間仮組のまま、まだ箱に眠っているのです。
このままだと、本当にお髭の機械人形が遺跡になってしまうかもしれません(笑)


201405aa_161550.JPG

そして、堅気じゃない人は、こんなパーツひとつ塗るのにホワイトで下塗りをします。
堅気じゃない人は、赤や黄色の下地には神経質なのです(笑)


201405aa_165612.JPG

赤はモンザレッドを使用。
200Aのタンク補修カラーと一緒です。
だって、25色ある在庫のMrカラーの中で、赤系統は何故かこれしか無かったんだもの。(シャア専用は全く作る気なしw)


まる1日置いて組み立てようとしたところ、塗装がペロンと剥がれちゃいました。
いやね、パーツを触った感じで嫌な予感はしたんですよ。
たぶん、このパーツの材質はポリプロピレン(PP)かポリエチレン(PE)

ポリスチレン(PS)はモデラーには馴染みがあるんですが、PPやPEは接着できない(少なくともPSのように溶着はしない)塗膜は剥がれやすいと、鬼門の材質。
ペーパーで足付けしたくらいじゃダメでした。


一瞬、頭に血が上って、型取りしてレジンで複製してやろうかとも思いましたが、パーティングラインを見るとスライド金型使ってるようなので、モノシリックに作るのは難しそう。
それに、レジン複製の材料も手元に無いので、そこから揃えるのも金銭的にそこまで馬鹿にはなれない。

というコトで、もう一度手間をかけて塗装にチャレンジすることにしました。




と、その前に

201405aa_222840.JPG

0.5mm厚のサンデーシート(硬質塩ビ板)を用意。


201405aa_101125.JPG

PE・PPが接着できると謳っている、スコッチ プレミアゴールド

何をするかというと

201405ab_094610.JPG

サンデーシートでツマミパーツのお尻を延長。


201405ab_095222.JPG

(既にiglooにくっ付いていますが、iglooの方は写ってないことにしてくださいw)
止水状態のツマミはこんな感じ。


201405ab_095232.JPG

ツマミの先端を押し下げると水が出ます。
ウォーターサーバーのコックとしては、このように使用するのが本来の姿だと思われます。
でも、この使い方だと、指を離すとツマミが戻って水は止まっちゃいます。


201405ab_095246.JPG

ツマミを押し下げるんじゃなくて、逆に押し上げるとツマミの位置は保持されて、メデタク両手がフリーとなります。
たぶん、この使い方も想定内とは思うのですが、ノーマルのままだとお尻の出っ張りが足りなくて、押し下げた時よりも水量が少ないんですね。
お尻を延長したのはその為です。
あ、延長しなくても焼酎コックより流量が少ないってことはないので、堅気の人は無理に延長しなくてもいいと思います。


工作が終わったところで、塗装に再チャレンジ。

201405ab_095506.JPG

今回は下地処理を真面目にやってみました。
240番のペーパーで足づけし、シリコンオフで脱脂してからプライマーとしてミッチャクロンマルチを吹きます。
ただし、ミッチャクロンマルチはPPには効くようですがPE(HDPE)はNGのようです。
ツマミ材質がどちらか分らないので半分ギャンブル。

前回塗った際、Mr.コンプレッサープチコン・キュートはパワー不足でイライラしたので、

201405ab_171650.JPG

結局、ウェーブ 217の力を借りることに。


201405ab_172016.JPG

写真ではわかりづらいですが、240番掛けっぱなしに加え、濃い塗料をボトッと吹いたので表面はかなりざらついています。
これは、塗装が剥がれづらくする為と、iglooのシボ表面に合わせてあえてこうしました。
決して、塗装が失敗したワケではありませんよ(汗)

完全乾燥後、見えないところを爪でひっかいてみると、1回目ほどじゃありませんが、やっぱり塗装は剥がれちゃいました。

そんな時には、ウレタン塗料でトップコート。
200Aタンクのトップコートで使ったウレタンクリアー缶の出番といきたいところですが、こんなパーツ1個の為に、3,000円近く出すのはちとモッタイナイ。

そこで、


201405ab_230525.JPG

東邦産業のウレタン・クリアー瓶
主にルアー用の、2液性ウレタン塗料です。

エアブラシも使えるようですが、ウレタン塗料をエアブラシで吹いたことがありません。
万が一エアブラシの中で固まっちゃうと嫌なので、

201405ab_234330.JPG

久々に筆塗り。
子供の頃は筆塗り一筋だったんですけどねぇ。
大人って不純(笑)


ウレタンクリアーのおかげで、少しは塗膜が強くなったようです。
キャンプで使い込んでいくうちに剥がれてしまうと思いますが、それならそれで別の作戦も頭の中では構築済み。
ま、それはまた後ほど。


いよいよiglooにコックを組み付けます。

201405ac_224000.JPG

純正コックのナットを外すと


201405ac_225034.JPG

穴が出現。
colemanジャグと違いコック周辺は薄くなっていて、コック穴の所は1枚構成。
今回購入したコックを使うには、ココが大きなポイントなのです。


購入したコックには、固定するパーツが付いていません。
ウォーターサーバーがオスネジになっていて、そのままコックをねじ込む形なんでしょう。
ワタシ、ここでちょっとつまづきました。
コックを固定する、オスの中空ネジが見つからないんです。
ピノさんの記事では写真を載せていただいていますが、これの名前が分からない。
コック片手に近所のホームセンターに行ってみても、丁度よいのが無いし。
ただ、ネジの規格が3/8という事、この中空ネジの一般名がねじ込み継手という事が分かりました。
ちなみに、3/8の前にGやRが付きますが、Gは平行、Rはテーパーの事だそうです。
更に、一般的にGはパッキン、Rはシールテープを使うそうです。
コックの付属品にパッキンが入っていた事からも、G3/8を使うのが良さそう。

そんなヒントを元に探し当てたのが、

201405ac_213003.JPG

KAKUDAIのTOTO食洗器ホース用 3/8ネジ対応アダプター

行動範囲内のホームセンターに無かったので、結局ポチっちゃいました。
先ほど言ったコック穴のポイントは、ここで出てきます。
このアダプターのネジ長は12mmなんですが、結構ギリギリ。
もう少し長いネジをが無いか探してみたんですが、結局見つかりませんでした。
なので、colemanジャグのようにコック穴が厚いと、それに合う継手を探すのに相当難儀しそうです。


201405ac_221542.JPG

購入したコック付属のパッキンを内側にハメて、


201405ac_224048.JPG

アダプターをねじ込みます。(あぁ、ホワイトバランスがめちゃくちゃ...)
本当はワッシャーを噛ましたかったんですが、ネジの長さが足りず断念。
一応、コック穴よりアダプターの対角の方が長いので、何とか引っかかってます。


ここで、水を入れてチェック・・・



漏れました。
アダプターのネジ山を通った水が、シボになっているigloo表面とコックとの隙間から染み出ている感じ。
もっとギュっと締めるか、パッキンを表面側に持ってくれば解決しそうですが(実際、zackyさんやピノさんは漏れてないし)キツく締めると割れそうなのと、パッキンが表面にくると見た目も悪く、コックの飛び出しも多くなるので避けたいところ。

そこで、コックの根元をよく見てみると

201405ac_221433.JPG

内側が1段下がってます。
パッキンの方は内周が1段盛り上がってるので、ウォーターサーバーに付ける時は、段差同士が上手くハマって止水するのでしょう。

そこで、

201405ac_221306.JPG

手元にあった別のパッキン(既に内周側に線が入っていますが、見なかったコトにしてくださいw)を持ってきて。


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コックの段差の径に合うように切り出し、


201405ac_221459.JPG

それをコックにハメます。
このパッキンで、ネジ山を伝ってきた水をシャットダウンする作戦。


201405ac_224139.JPG

アダプターを締め付けて完成。
今度は水漏れ無し。


201405ac_223823.JPG

若干赤の色味が合ってませんが、まぁ良しとしましょう。
金属の焼酎コックより、デザイン的にはこっちの方が合ってるなぁ(あくまで、個人的見解です)


水の出具合はどうでしょうか。

201405ac_224331.JPG

201405ac_224346.JPG

流量は押し下げ押し上げ共に、約40mL/秒でした。
colemanジャグに付けた焼酎コックが約25mL/秒だったのでその差は歴然。
逆に、気を付けて使わないと、汲んできた水がすぐ無くなっちゃう恐れが(笑)
ちなみに、ツマミの本体側に接する面には、手元にあったカプトンテープというのを貼って塗装が剥がれないように養生しています。(ワタシ、カプトンテープには絶大の信頼を寄せてます)


ここで、新旧ジャグそろい踏み

201405ac_225908.JPG

同じ2ガロンですが、iglooの方がおデブちゃんです。
colemanの方はキャンプ撤収時にスチベルの中に入れて帰れましたが、おデブなiglooはどうでしょう。


201405ac_230315.JPG

何とか入りました。
が、colemanの時には同居できたハイパー氷点下クーラーが押し出されちゃいました。
まぁ、しょうがないかな。


ひとまずこれでジャグもオサレになったワケですが、その足元がiglooとは合わないという新たな問題が発生したのでした...

 


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