トルテュフレームのショックコード修理 [ ┣ テント・タープ]
時はさかのぼる事、やまぼうしオートキャンプ場でのトルテュ設営中。
Aフレームを立ち上げてBフレームを差し込もうとすると、カミサンが
「棒が壊れてる」
見るとショックコードが切れて、Bフレームがバラバラになってました。
まぁBフレームだし、そんなに引っ張られることも無いだろうと、その場ではそのまま設営を続けました。
帰宅後
トルテュ購入して1年は1か月ほど過ぎちゃいましたが、もしかしたら無償で修理してくれるかも。
修理費取られるにしても大した金額じゃないだろうけど、一応どの程度か確認してみようとスノーピークのHPチェックすると
Q
フレームのショックコードが長年の使用で延びてきました。ショックコードの交換は可能ですか?
A
可能です。 他の修理と同じように弊社に有償修理としてご依頼いただくことも可能ですが、ショックコード交換はお手元にある日常道具で比較的容易におこなえます。
と書いてあり、
『ショックコードの交換くらいで、いちいち修理出すんじゃねぇ!』
とも読めたので自分で修理しちゃうことにしました。
まぁ、HPの文言云々は冗談としても、修理に出しちゃうといつ帰ってくるかわかりません。
我が家の冬幕はトルテュ頼みなので、修理に出している間急にグルキャンにでも誘われちゃったら、泣くに泣けないですしね。
それに、ショックコード如きちゃちゃっと交換できないと、キャンパーとしてちょっと恥ずかしいかなと。
修理にあたり、まずはショックコードを買い求めます。
ロゴスのショックコードを入手。
ここで少々問題が
写真上の、トルテュフレームに入っていたショックコードより、ロゴスのショックコードの方が細いんですね。
テントフレームとしての強度には影響ないと思いますが、後述する理由で問題に。
とりあえず、気にせずロゴスを使って交換を進めます。
まずは、フレームから切れたショックコードを引き抜きます。
ショックコード両端の処理はこうなっていて、片方にバネ部材が入ってます。
逆側の端点はお団子になっているだけ。
バネ部材の穴に新しいショックコードを通し、8の字結びでお団子を作ります。
ちなみに8の字結びは
8の字の形になるように通して
グイッと引きます。
これでお団子ができます。
ロープワークと言う程もない極々簡単な結び方、わざわざ紹介するほどのモノじゃありませんね(汗)
次に逆側の端点。
純正ショックコードはお団子になっていただけです。
そのお団子は、
フレーム内部に穴径が小さくなっている箇所(ワッシャーか何かかな)があり、ここに引っかかって抜け止めになるんですね。
ところが、ロゴスのショックコードは細いのでお団子も小さい。
ただお団子を作っただけだとフレーム内部の穴に引っかからずに抜けちゃう。
そこで
工具箱に転がっていたワッシャーを付けてみました。
ちなみに、この結び方は方止め結び。
これも、止め結びから1回多くからみを増やしただけの、単純な結び方。
色々なロープワークを知ってるとカッコイイですよねぇ。
私は上の2つともやい結びぐらいしかできませんが、何か?
端点処理の紹介順が逆になっちゃいましたが、手順としては
1.新しいショックコードを適当な長さ(切れたショックコードと同じ長さ)に切り。
2.お団子を作る(お団子が小さければワッシャーを付ける)
3.お団子と逆側のショックコード端をフレームに通していく。
4.ショックコードの長さ ≦ 通したフレームの合計長 になったら
クリップ等で、ショックコードが逃げていかないように固定する。
5.ショックコードにバネ部材を通して、バネ部材の抜け止めを作る。
6.最後のポール穴にバネ部材を突っ込み。
7.適当な棒で適当な位置までバネ部材を押し込む。
完成。
キャンプ5年目にして、ショックコードが切れたのは初めてですが、基本的にショックコードは消耗品扱いなんですよね。
気を使ってフレームやポールを折りたたんでいても、いつかは切れちゃうもの。
諸般の事情で白熊は遠のいてしまったので、もうしばらくはショックコードを交換しながら、トルテュのお世話になろうと思います。
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