ノルディスク コットンモノポール幕への道 [ ┣ テント・タープ]
前回のフォレストサンズ長瀞のキャンプ記事で何やら三角のテントが見えていましたが、皆様には見なかったことにしていただきました。
(一部フライングしてやさぐれちゃった人も居ましたね)
元来筆が遅い事に加えて、今年に入ってからは何かとソト遊びが多かったので、記事の内容は『遊んできました』ばかり。
パロインガイドブック 2014によると、どうやらここは、『キャンプギアの使用感や問題点を発信する、とてもキャンプの役に立つブログ』らしい(本人に自覚はなかったけれど、言われちゃうと変に意識w)ので、久々にキャンプギアについて書いてみようかなと。
まぁ、発売されてから2年も経っちゃってるので今更感満載ですが、本人は新幕ゲットでまだ舞い上がってるので生暖かい目で見てやってください。
で、その今更な幕は
・・・本題に入る前に幕購入の顛末におつきあいください(笑)
我が家が最初にノルディスクのコットン幕に触れたのは、ウェザーマスターのテントとスクリーンタープの連結に面倒を感じていた頃に訪れたWILD-1。
店内に張られた、初めて見る白一色のテントに
「なにこのテント!オシャレ~」「クマちゃんマーク可愛い!」
とカミサン。
多分アスガルド(当時はまだナンドだったかな)だったと思います。
その時は私も、海外幕の知識はほとんど無かったのですが(スノーピークがテントの最高峰!と思ってた)、ノルディスクの白い幕=コットンという事は頭にあったので、
「うちみたいな雨が多い家は、コットン幕なんて買っても苦労するだけだよ」
と、チラ見するだけでその場を離れました。
そのあとちょっと経ってから、スポオソのセールを利用しトルテュProを購入。2013年秋の事です。
念願の、スノーピークの2ルームシェルターを手に入れ、幕すごろくの『アガリ』を確信したのでした。
トルテュを使いだしてからは、幕体の重さには閉口しつつも、Pro幕の安心感や、サイドウオールの恩恵や、細かいところの配慮等、それなりに満足してトルテュでのキャンプを満喫。
一方、トルテュ購入から更にキャンプ熱が進み、キャンプブログやキャンプ雑誌を読み漁るようになります。
目の前に広がるのはオサレにレイアウトされたキャンプの様子。
中でも真っ白なコットン幕(正確にはベージュっぽい色ですが、グレーのSP Pro幕に慣れた目には純白に見えます)が目を引きます。
「トルテュって、オサレ・・・じゃぁないよねぇ。」
これまで我が家のキャンプスタイルに縁のなかった(まぁ、今なら縁があるのかと突っ込まれたら苦笑いするしかないのですが)オサレ目線で見ると、地味なグレーのトルテュProはちょっと厳しいかなと。
ただ、これはあくまで我が家の主観で、トルテュProをオサレと思う人はいるでしょうし、トルテュをオサレに使いこなすセンスある人もいるでしょう。
我が家にはセンスが無いので、わかりやすいオサレに弱いのです。
また、そもそもトルテュを買った理由は上に書いたように、連結作業が無い2ルームシェルターで時間短縮したかったから。
ところが、トルテュProは幕体が重い為、Aフレームを立ち上げるまではカミサンと2人掛で設営しないといけないんですね。
頑張ればワタシひとりでもできなくはなさそうですが、無理して立ち上げたりするとポールを曲げてしまう可能性は捨てきれません。
完全に作業が分担できないので設営効率がイマイチ。
そんな風に、何となくノルディスクのコットン幕がイイなぁと思っていたところでの、第3回パロインへの参加。
ブログで眺めていたオサレな幕を目の当たりにし、私達は確信しました。
「トルテュはオサレではない!」
そして、パロイン会場で数少ないお知り合い(といっても、ブログコメント欄のやり取りだけでしたが)のやまたねさんにアスガルドを見せていただいて、気持ちはヒートアップ。
アスガルドへの憧れが大きくなったのでした。
そうはいっても10万円以上するテントをポンと買えるものでもなく(トルテュは半年温めました)、暫くは様子見することに。
それに、長男が次の年の春から中学に上がるので、部活やなんやらでファミキャンの機会は減るだろうと。
だったら、ワタシのソロテントを買った方が良いんじゃないかと。
まぁ、ある意味有り難いお言葉なんですけど、ワタシとしてはまずファミキャンの方を大事にしたいのです。
そんなこんなで、アスガルドへの憧れを抱いたまま、ローガンズキャンプepisode1を迎えました。
やまぼうしに着いたところで目に入ったのが、前日から泊まられていたYUKEENさんのアルフェイム。(巷では、Alfheimの読みがアルフェイムとアルヘイムで割れてますが、本ブログではアルフェイムを採用します)
やまぼうしの芝生の上にニョッキリ生えたアルフェイムの、なんと素敵なこと。
アスガルドの『可愛い』に対してアルフェイムは『COOL』
ティピタイプはテンティピやピルツもあるし、アスガルドのようなベルテントと比べて、円錐の立ち上がり部分がデッドスペースになりそうで、アルフェイムは全然気にも留めてなかったんです。
ところが、YUKEENさんのアルフェイムを見て一気に気になる存在に。
ここで、アスガルドがいいか、アルフェイムがいいか大いに悩みます。まだノルディスク買うかどうかも未定なのに。
サイズに関して、アスガルド 19.6はガイロープまで含めるとかなりのスペースを取り、フリーサイトでないと厳しいとオーナーさんに聞いていたので、まず却下。
一方、アルフェイムの方は12.6だと家族4人寝ておしまいのよう。
冬にはお座敷スタイルのリビング兼寝床として使いたいので、12.6だとちょっと狭いのかな。
というコトで、アスガルド 12.6とアルフェイム 19.6の一騎打ちとなりました。
そこで、絵を描いて比較。
アスガルド12.6: 青 アルフェイム19.6: 赤 点線はガイロープ
ティピタイプの気になる立ち上がりの居住性ですが、アスガルド12.6と比べると遜色がなく、デッドスペースに小物が置ける分、アルフェイム19.6の方が有利です。
また、全体的にアルフェイムの方が頭上のスペースが広くなってます。
ガイロープに関しても、アルフェイムはペグダウンの位置は幕からそれ程離さなくても良さそう(50cm程度?)ですが、アスガルドを綺麗に張るには幕体から離さないといけないようです。(1.5mは必要?)
となると、むしろアスガルド 12.6の方が設営スペースを必要としそうです。
更に、アルフェイムの場合、ガイロープを張らなくても形になるので、荷物の整理が終わってからのんびりガイロープ張ればイイし、風が無ければガイロープを張らないという選択肢もあります。
一方、アスガルドはガイロープを張らないと、幕がキチンと立ち上がりません。
また、入り口にV字のポールを取り付けないといけないので、更にひと手間掛かります。
元々設営を楽にしたいっていうのがモノポール幕が欲しくなったきっかけでもあるので、最終的に設営の手間が決め手になりました。
というコトで、ジップイン・フロアと共にアルフェイム19.6が我が家にやってきたところで紙面がきました。
あ、webなんで紙面は尽きないですね、精根が尽きました...
本編は次回に持ち越しとなります。
新幕で浮かれているのは分かりますが、トルテュproは重い、設営に時間が・・等仰るのはそれぞれのスタイルでの選択なので言いと思いますが、「トルテュはオサレではない!」 こーゆー表現は控えた方がいいかと思いますよ。 あ、わたしはトルテュよりオサレではない?かもなオガワです。
by とおりすがり (2015-06-05 23:12)
>とおりすがりさん
ご指摘ありがとうございます。
新幕購入で浮かれていました。
以後気を付けます。
by katsumushi (2015-06-06 09:41)
同じ幕です。トルテュproを3年使い先日アルヘイムを購入しました。勉強させてもらっています。両方使っていますがトルテュは「オサレではない」と思いますよ 1ルームで生地も熱くて安心感ある幕ですが「オサレ感」は違いますよね。まぁ使った人の個人の感覚なので表現の仕方は自由だと思いますよ。浮かれていなくても何を感じて表現するか自由ですよね。今後も勉強させていただきますので直観でビシビシ書いてください^^
by みのきち (2015-09-15 17:59)
>みのきちさん
コメントありがとうございます、励みになります。
『オサレ』って言い方は『オシャレ』とは違うと思うんですね。
『オサレ』には自虐的ニュアンスがあるというか、流行にちょっと流されちゃってるみたいな。
『オシャレ』は流行に流されず、信念をもってお洒落してるイメージがあるように思うんですよ。
そういった意味では、トルテュは『オシャレ』かもしれませんね。
私は『オシャレ』ではありませんが、トルテュは良い幕に違いはありませんので、手放す気は全くありません。
by katsumushi (2015-09-15 22:46)