胆石との戦い 手術後2日目編

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1月27日
6時
看護師さん回ってくるよの定例放送で起床。
昨夜は夜ふかししたせいもあり、起こされてもまだ寝ていたいという自宅にいるような生活スタイルに戻った。

7時30分
今日から念願の食事再開。
といっても最初は流動食だし、2日間も絶食したのにそれほど腹は空いてない。これが空腹の向こうというやつか。

流動食って言うからベビーフードみたいなものかと思ったら。

ベビーフードを通り越して、ほぼ液体メニューだった(笑)
梅味の糊状のお粥(零分粥？）、具のない味噌汁、ホットミルク、ヨーグルト。
デザートのヨーグルトが一番硬いという(笑)
お粥と梅干しが好きではない（梅酒とか梅味のガムとか飴とかは好き）ってこともあるが、正直お粥は不味かった。
が、味噌汁とホットミルクは胃に染み渡って美味かった。たぶん、ホットミルクは人生でNO1。流石は空腹の向こう側。
デザートに行き着いたときにはお腹がいっぱいになったこともあり、ヨーグルトはいたって普通なヨーグルトだったが。
2日間も絶食した直後ではこんなメニューでもお腹いっぱいになるもんだな。

そして食事再開とともに薬の服用が始まる。
もらったのは最初に検査にきたときに処方されたものと同じ、消化を助ける薬と、胆汁の流れを改善する薬と、消化管や胆嚢の痙攣を鎮める薬。
前2種類はわかる気がするけど、最後の一つはもう胆嚢ないのに必要なのかしら。
それと、抗生物質は要らないのかな？と思ったけれど、抗生物質は点滴で入れてるから飲まなくてもいいのか。経口より点滴の方が効きそうだし。

8時
あれっ？いつもの先生の回診の放送がない？
そっか今日は日曜だった。
病院が休みだから先生も休みなんだな。
そういえば病院全体が普段より静かな感じがする。

9時
3号さんが退院していった。
回復室を出てからの翌日退院ということは、大腸ポリープ以上、腹腔鏡未満の手術だったのだろう。
この時点でこの部屋は実質私の個室状態となり、以後退院するまでは他の患者は誰もくることはなかった。
実は入院が決まったとき、一瞬（ホントにほんの一瞬）だけ『個室ってどうなのかな』と思った。
でも、仮に相部屋と個室の差額がそれほどないとしても、個室に入れるような身分でないことに気づき素直に相部屋で了承。
結局6日間の入院中、他の患者さんと病室で過ごしたのは実質2日間だけだったから、わざわざ個室にしなくて正解だった。
そういえば、日曜は事務関係休みなはずだけど、3号さんの退院手続きはどうやったんだろう？

10時
「もう動けると思うので、自分で体を拭いてみてください」
看護師さんが蒸しタオルを持ってきてくれた。今日はまだシャワーに入れないのだ。
病院衣を脱ぎ腹帯を取って、初めて傷口とご対面。
傷口を見てみると防水フィルムテープが貼ってあるだけ。今どきは包帯なんかしないんだ。それとも傷口が小さい腹腔鏡手術だけなのかな？
傷口はかさぶたのような感じになっていて、その周りに血が滲んでいる感じ。
おへそのところにはデベソのように丸めたガーゼが突っ込んであり、結構激しく血が滲んでいる。
「あ、ちょっとビックリしましたよね。でもこれは古い血で新しい出血はないから大丈夫ですよ。きれいな傷口ですよ」
そうなんだ、きれいな傷口なんだ。逆に、きれいじゃない傷口ってどんな感じなんだろう...

12時
「これからお昼を持ってきますけど、量が多いので無理しないで大丈夫ですよ」
と看護師さん。



三分粥、チーズ掛けはんぺんと煮たトマト、じゃがいもと玉ねぎのホワイトソース（グラタン？）ブロッコリー乗せ、ほうれん草と人参のお吸い物、オレンジジュース
確かに朝食より量が急に増えた。
食べる前は楽勝かと思ってたら、食べ初めてすぐ満腹感等いうよりお腹が張ってきて、結局1/3も食べられなかった。
ちょっと気になったのがお吸い物の味付け。
かなりガッツリ塩分を感じて、病院食なのにこんな塩っぱくて大丈夫なの？と心配に。
もしかしたら、2日間絶食が続いたせいで味覚が敏感になっていたのかもしれないが。

15時
看護師さんが体温血圧を計りにきたときに、生命保険に提出する診断書を預けていいか聞いてみた。
「書類に関しては病棟では受け取れないんですけど、どうしたらいいか確認してきますね」
どこの病院でも当たり前のことかもしれないが、この病院の看護師さんは皆さん親切なのである。
「やっぱり病棟では受け取れないそうです。また、退院するまで治療法とかが決まってなく今は医師も書類内容が埋められないので、退院手続きの会計のときに窓口に渡してください」とのこと。
そりゃまぁそうだ、そうすると保険給付金がもらえるのは退院後の通院時以降かぁ。

16時
やっとガスが出た。
それに伴い、お腹の張りも解消してきた。
これで夕食が完食できるだろう。

18時
夕食の時間



五分粥、マヨ味ほうれん草のおひたし、ハンペンのそぼろかけ＆インゲンと人参の煮たもの、白菜の味噌汁、海苔の佃煮
苦手なお粥に海苔の佃煮はありがたい。
夕食は無事完食。多すぎず少なすぎず丁度いい分量だった。

19時
「今日の点滴は終わりましたね。明日まで点滴は無いので、一度チューブ外しちゃいましょう」と看護師さん。



一時的ではあるが点滴のチューブが外れ（針はつけたまま）自由の身に。
自由になったのが嬉しくて、それほどしたくないのに無駄にトイレに行ってみたり(笑)

22時
側灯消灯時間。
201号室は個室状態なので、側灯を点けていても誰に迷惑をかけるワケではないのだけれど、一応ルールなので側灯を消してゲーム。
たまに看護師さんも見回りにくるしね(笑)


手術後3日目編につづく

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