ER-6i [GOODS]
先日、iPodのお供として一年ほど愛用していたSHUREのE2c が断線しました。
音質的には気に入っていたのですがコードが太くて取り回しが良くなかったこともあり、違うものを試してみることにしました。
私の場合、使用場所は主に通勤時の電車の中なのでカナル(耳栓)タイプであることは必須条件です。
あとは取り回しの良さそうなコードと、価格的にE2cよりもちょっと背伸びをしたところで選ぶとER-6i がよさげでした。
E2cもそうでしたがこの手のイヤホンには何種類かのイヤーチップが付属されるので、まずは常用チップの選択から。
右側の3段キノコと呼ばれるフランジタイプですが、まずは装着にかなり苦労しました。
E2cでカナルタイプの装着には慣れているつもりでしたが、いくら耳に押し込んでも低音が全然聞こえません。
取説に書いてあるように耳たぶを引っ張ってグリグリ押し込んでようやくまともな低音が出ました。
ちょっと聞いた感じですが、E2cと比べて高音の伸びが良いように感じました。ただ、しばらく装着していると耳が痛くなりました。
E2cの時も同様なチップは大中小の3種類ありましたが、小だとポロポロ落ちて中以上だと耳が痛くなったので体質的にこのタイプは合わないような気がします。
左側のスポンジタイプですが、装着方法は普通の耳栓のように指で押しつぶして耳に突っ込むだけでOK。これは流石に耳が痛くなることはありません。
音質的には、3段キノコと比べると高音側の伸びは少なくなりますが低音側が豊かになってきます。E2cでも同様な傾向でした。
音の好みもスポンジタイプでしたので満場一致で常用チップはスポンジタイプに決定!
但し、スポンジタイプは消耗が激しいので予備のチップが多めに必要になりますが...
プレーヤの付属品として付いてくるようなイヤホンに比べればE2cも格段に良かったのですが、ER-6iは更に上を行っているようです。
まず感じたのは分解能の高さです。聞きなれていた曲の、今まで気が付かなかった音が聞こえてきたりしますし、埋もれていたバックコーラスもはっきりと聞き取れるようになりました。
ジャンル的にはジャズ・フュージョン系ととても合うようです。特にスネアドラムの粒立ち感がいい感じです。
ただ、ポップス系は思ったより良くならなかったようです。録音状態が良くないようなアルバムはかえって粗が出てつまらなくなったのもありました。
あと、弊害としてはiPodのノイズが目立つようになってしまったのと風切音とコードのタッチノイズが大きくなったことがあります。
風切音については、装着したときにハウジングが(マジンガーの黄色い角のように)耳から突き出るので風をもろに受けるみたいです。
タッチタイプはカナルタイプはある程度仕方ないですね。その点、E2cは耳にコードを掛けるタイプでしたので、タッチノイズがうまく耳で遮断されてほとんど聞こえませんでした。
ヘッドフォンは結構失敗することも多いのですが今回は成功でしたね。
新しいiPodのお供のおかげで退屈な通勤時間が少し短くなった気がします。
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