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胆石との戦い 検査から手術日決定編 [徒然日記]

発覚から決断編はこちら

そんなこんな
で胆石の手術をしようと気持ちが固まったのが昨年の10月。
手術をする前にまずは病院選び。
ググってみると市内に消化器専門の病院があり、病院のHPによると腹腔鏡手術による胆嚢摘出術の実績も多そう。
ここは家からも比較的近くこれまで何度も前を通ったこともあり、なかなか良さそうな病院なのでとりあえず行ってみることに。

10月21日
手術する気満々で病院を訪れる。
前日に予約の電話(この病院は電話予約ができる)したら、「すみません、予約はいっぱいです。午前中は予約がない方も受け付けていますので、明日午前中に来てください」と言われたので、受付開始の8時前に行ってみると平日なのにもう人が20人くらい並んでいた。
どうやらここはかなり人気の病院のようだ。

受付後だいぶ待ってから診察室に呼ばれ、
「今日はどうされましたか」
「以前〇〇病院で胆石があると診断されて、最近痛くなる頻度が多くなったので手術してもらいたいんです」
「そうですか、まずは検査してみましょう」
ということで、尿検査、採血、CT撮影を行うことに。

検査後、しばらくするとまた診察室に呼ばれる。
「CT画像に胆石が見えますね。ただし、すぐ手術というわけにはいきません。他の病気を発症している可能性もありますので、もう少し検査が必要です」
「はぁ、そうなんですか(胆石あるの分かってるならサクッと切ってくれればいいのに。でもちゃんと検査するってことはちゃんとした先生とも言えるかな)」
「あと必要な検査は、エコーと胃カメラとMRCP(MRI装置で胆嚢、胆管を描出する検査)です。エコーと胃カメラは今日の予約がいっぱいなので後日また検査に来ていただきます。MRCPはこの病院には装置がないので後日近くの大学病院で検査を受けていただきます」
「はい(そんなに検査があるのか。11月には手術する意気込みだったけど、年内も怪しいかもしれないなぁ)」
そんなわけで、この日は次回の検査の予約と大学病院での検査の予約(この病院から予約できるとのこと)をして、薬3種(消化を助ける薬と、胆汁の流れを改善する薬と、消化管や胆嚢の痙攣を鎮める薬)30日分を処方してもらい帰宅。
ちなみに、この日の診察代は9,970円となかなかな金額だった。(特にCTが高い)

10月29日
この日は先週できなかったエコーと胃カメラの検査。
経験済みのエコーはサクッと済ませ(そもそも、痛くも痒くもない検査だし)、問題の胃カメラに。
実は私、胃カメラは初体験。(この辺りから初体験ネタが増えてくる)

「胃カメラは始める前に問診があります」と看護師さん
「アレルギーはありますか?」
「花粉症ではあります」
「これまで麻酔で気分が悪くなったことがありますか?」
「10年以上前、親知らずを抜いたときの麻酔で少し気分が悪くなりました」
「そうですか、そうすると胃カメラの麻酔はできないですね」
「でも、気分が悪くなったのは一瞬で、少し横になったら治りましたよ」
「歯科医で使う麻酔と胃カメラの麻酔は同じ種類なんですよ。それとアナフィラキシーショックは2回目の時の方が重篤になるんです」
「はぁ(初胃カメラが麻酔なしと聞いて急に青ざめる)」

このあと看護師さんから胃カメラの心得(喉に意識を集中しない、大きく深呼吸する、胃にカメラが当たる感触がするが大丈夫等々)を聞き、ほどなくして主治医の先生登場。
「かつむし(当然ながら実際は本名)さん、それでは始めますね」
マウスピースをくわえさせられ、胃カメラが喉に入っていく。
「おぅえ~、おぅえ~」これまで経験したことのないオエオエ。
看護師さん二人に支えられ押さえこまれ、背中をさすってもらう。
胃カメラが胃に到達。胃カメラで胃を突っつかれて、痛いような突っ張るようななんとも言えない不快感。そしてカメラが動くたびにオエオエ。
『先生、ギブギブ、ギブギブ』と心の中で叫ぶ。涙とよだれで顔はぐちゃぐちゃ。
辛さで言ったら胆石痛と同等か、もしかしてそれ以上。
「はい、かつむしさん終わりましたよ。胃は綺麗でしたよ」
「あ、ありがとうございます(胃が綺麗と言われ少し嬉しい)」

胃カメラが終わった後は全身の力が抜け、矢吹ジョーのように真っ白になりながら精算を待った。
この日の診察代は5,270円とCT検査ほどではなく。

11月19日
前回の検査から1ヶ月近く経った。
この日は大学病院でMRCPの検査。MRI(MRCP)は混んでいるらしく、こんなに時間が空いてしまった。
既に予約済みだし、主治医からは紹介状を書いてもらってきているので、受付後はあまり待たずに処置室に呼ばれた。(以前、カミサンが怪我をした時ここに来た際はえらく待たされた)
検査の前に注意点を色々聞かされる。装置の中は大きな音がする、体がじんわり熱くなる(電子レンジと同じ原理のため)、呼吸が大事(息を止めるだけでなく、一定のリズムで呼吸することも必要)
あと、しつこく聞かれたのが、狭いところが大丈夫かと、タトゥーを入れていないか。
たぶん、閉所恐怖症でパニックになる人もいるのだろう。
タトゥーは火傷をしてしまうようだ。最近海外サッカー選手とかでも大きなタトゥーを入れている人をよく見るけど、MRIを受けないといけないような病気になったらどうするんだろうと思った。
まぁ、最近は酸化鉄が入っていない染料があったりするのかな。

いよいよMRIの中に突入。
狭さについては、手持ちの一人用テントのノルディスク スゥワルバードより高さが少し低いくらいなので問題なし。
音は、ヘッドフォンつけていてもやっぱりうるさい。
私は技術屋なので、設計上この音はどうにかならんもんかなぁと思ったが、音を小さくすると性能やコストに影響するのだろう。患者さんにはヘッドフォンをつけて我慢してもらうのが一番理にかなっていると判断したのだろうな。
暑さについてはほとんど変化がないようだった。加齢で水分が足りないのかな(笑)
地味に大変だったのが、一定の間隔で呼吸をすること。上手くできずに一度やり直しをさせられた(汗)
この日の診察代は7,850円。やっぱり、そこそこするなぁ。

12月4日
いよいよ、検査結果の通知の日。
胆石がある自信は満々なので、あと気がかりなのは他の病気を併発しているかどうか。
若干緊張しながら診察室に入る。
「かつむしさん、やはり胆石があるようですね。他の病気は見られませんでした。」
「そうですか(ホッとする)」
「胆石の場合、治療は原則胆嚢摘出になります。胆石だけを取り出すことも可能ですが、胆石ができるということは、胆嚢の働きが弱くて胆汁をきちんと排出することができずに胆嚢に残った胆汁が固まって胆石になるんです。残念ながら、かつむしさんの胆嚢もあまり機能していなく、胆石を取ってもまたすぐ胆石ができてしまうでしょう。」
(そっか、胆石ができるのは食生活だけじゃなくて胆嚢の働きも影響しているのね。自分が下痢がちなのは胆嚢の働きが悪くて胆汁が不足しているからなのかもしれない。
たいして働いていない臓器だったら取ってしまってもかまわないな。そもそも、胆嚢取ってもらうためにこの病院来たわけだし)
「はい、胆嚢摘出手術をお願いします」
「手術日ですが、年内ですと…」
「すみません、12月中頃までは仕事が休めないんですよ」
「24日入院の25日手術ではどうですか?」
えっ、クリスマス?まぁ、仕事的にはその頃が丁度いいし、胆石抱えたまま年越しはしたくないしなぁ。
「わかりました、それでお願いします。」
「それでは、24日入院で退院は29日で予定を組みますね。」
「はい」

というワケで、クリスマスオペが決まったのでした(笑)


入院初日編に続く


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