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CR-3の実力 [アクアリウム]

ソネブロのアクセス解析を見ると、CR-3の記事へのアクセスがズバ抜けて多くなっています。
アクアリストの皆さんが、夏場の水温対策に頭を悩ませている証拠ですね。

導入直後ということもあり、前回の記事はCR-3のクーラーとしての性能についてキチンとレビューできず。
そんな折、チャームさんで、ある買い物をしたついでに日動のマルチ水温計を購入。

20090824-185220.JPG

これは水温と気温の最高と最低の温度が記憶できるもの。


この水温計の機能を使って、もうちょっとマジメにCR-3の冷却性能を評価してみます。


30cm規格水槽と組み合わせて使った結果、CR-3単体で使用すると水温が下がりすぎてしまう為、逆サーモを付けて24.5℃で本体電源が切れるようにセット。

これでしばらく運用していたのですが、気温が30℃を超えるようになった時期から、ファンからの熱風や騒音も抑えようと26℃と少々高めの水温設定にしてみました。

ところが、どうも思惑とは違う・・・
気温の条件が揃っていないので断言できないのですが、24.5℃設定にしていた頃よりもCR-3が全開で頑張っている時間が長くなったような気が。
今まで使ってきた印象として、CR-3は水温を下げるのはあまり得意ではないみたいです。
反面、温度を維持する能力は中々のモノがあり。

実はコレ、ペルチェの原理を考えると納得できます。
ペルチェ素子に電流を流すと生じる、素子の表裏の温度差を利用して冷却するわけですが、電流を流すとそのエネルギーで素子自体も発熱します。
CR-3の消費電力は最大175W。
ファンの消費電力を差し引いても、150W位はペルチェ素子で消費していると。
要するに、冷却しようとしているそばから電熱器点けているようなもの。それじゃぁ効率が悪いや。
つまり、ペルチェ式のクーラーを効率よく使うには、『最大電力となる時間を以下に少なくするか』なんですね。


そんなワケで水温設定の狙い目は、CR-3がアイドリング動作に入り、かつ寒すぎない温度。
逆サーモの設定は23.5℃にしてみました。
すると今度は思惑通り、明らかに1日の中でアイドリング動作している時間が長くなりました。
やはり、ポイントはアイドリング動作を上手く使うコトのようです。



さて、設定も落ち着いたコトですし、マルチ水温計を使って2週間の温度データを取ってみました。

<測定環境>
【水槽】 40cm×25cm×28cm 24L 水槽2面にCR-3付属の断熱シート貼り付け
【ろ過器】 外部ろ過 (エーハイム2034)
【照明】 22W×2灯 点灯時間:17時~24時
【設置場所】 リビング  ※人がいる間はエアコンを28℃設定で稼動
         (8/7,8/16,8/17は1日家を空けたのでエアコンは無稼動)

CR-3温度推移

結果、水温は23.2℃~25.6℃と、この時期にしては安定してるのではないでしょうか。
エアコンを稼動しなかった日は室温が33℃を超えてしまいましたが、しっかりと冷却できてましたし。
う~ん、優秀優秀。


サイズといい冷却能力といい、CR-3はメインの40cm水槽にはピッタリのクーラーです。
これで、アイドリングに入る温度が可変できたら言うコト無いんですけどね。
あと気になる点は耐久性ですが、今シーズンデビューした機種なのでまだ未知の領域。

CR-3が壊れる前に、設定温度変更ができる新型が出たらどうしましょうかね(笑)


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