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ドアパンチ塗装 [ ┣ 407SW]

年末の洗車で見つけちゃった、ドアの傷。

ドアパンチ跡

多分ドアパンチでしょうが、幸いな事に凹みは無くダメージは塗装の下地層が見える程度。
そのまま放置していても構わないレベルですが、せっかくなんでネタついでに直す事にしました。

今回は、パンパー修理の時のような大掛かりなものではなく、タッチアップペンでお手軽に済ます予定。



◆下地処理

ペーパーで下地処理

傷の中の汚れ等が残っていると塗料の乗りが悪くなるので、600番のサンドペーパーを二つに折り、角っこを使って傷の中を汚れをかき出します。


脱脂

シリコンオフをスプレーして塗装面の脱脂をします。
これも塗料の乗りを良くするための作業です。


◆マスキング

マスキング

傷の周りをマスキングテープでマスキングします。
筆塗りでとはいえ、手抜きをせずにキッチリやっておいた方が良いでしょう。


◆塗料の準備

タッチペン

攪拌棒でしっかり混ぜ混ぜします。
容器を振ったくらいじゃ塗料は混ざらないのです。(缶スプレーみたいに攪拌用の玉が入っていればOKです)
メタルカラーはメタリック粒子が沈殿しているので、特に念入りに。


ラッカーシンナーで薄める

タッチアップペンに限らず、塗料は概ね濃いのでラッカーシンナーで薄めます。
薄める目安は、筆に付けた時にしずくが垂れるくらいでしょうか。


◆筆塗り

タッチアップペンの筆は毛が固くて太いので、別途面相筆を用意します。

面相筆でヌリヌリ

「トントン」と傷に塗料を盛っていく感じで塗ります。
少し塗っては乾かす、を塗料が盛り上がるまで繰り返します。


マスキングを取り外し

塗料が十分に乾いてからマスキングテープを剥がします。
あせって、塗料が乾いていないうちに剥がすと、塗料がマスキングテープに持っていかれて「ショボーン」となりまよ(笑)

この後、一週間放置して塗料を十分に乾燥させます。
乾燥が不十分だと、研磨後に塗料が痩せて凹んじゃいます。


◆研磨

再びマスキング

研磨時に他の面を削らないように、再度マスキングします。


ペーパー掛け

800番のサンドペーパーでツライチになるまで研磨します。
塗装面への研磨なので慎重に。

ちなみに、写真の研磨道具はサンドベラ
プラモデル用具ですが、丁度良い感じでした。
実はこのサンドベラ、幼児の爪削り(爪切りバサミは怖いので使いません)としても活躍。


最後に、コンパウンドで磨いて完成!


完成?

完成?
ありゃりゃ、まだ結構目立ちますね。
やっぱり、メタリック系色の筆塗りはなかなか上手くいかないんですよね。


となると・・・








エアブラシの出番

筆塗りがダメならエアブラシの出番。

その結果・・・







ここいらで妥協

ん~、いまいち(笑)
上のほうで偉そうな事言ってますが、塗料がヒケてたようです(汗)


もう一度やり直そうかとも思いましたが、モチベーションが下がってしまったのでコレにて終了。
それに、所詮素人作業。
完璧を目指しすぎて熱くなると、かえって酷くなるってもんです。( ← 過去に経験済み) 



<オマケ>

せんべい屋さんの407SWの、ラゲッジトレイ裏側のスポンジがひび割れちゃってるとの事なので、久々にラゲッジトレイを上げて見てみました。

ラゲッジ裏の亀裂

うちのも若干ひび割れてますね。
このスポンジ、触った感じがなんとも頼りなく、カールのようなミニ助のベビーおせんべいのような・・・
せんべい屋さんもおっしゃってますが、ヘタに接着剤を付けようものならそのままドロドロ溶けていきそうなので、このまま様子を見る事にします。


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コメント 6

せんべい屋

タッチアップペイントでの補修参考になりました、

私のプジョーも所々小さな傷があるので、そろそろ修理しようかな?と思っていたところでした。

1つ質問があります、この修理の場合クリアーは吹かなくても(艶の差)良いのでしょうか?

ラッゲージトレイはやはりクラックが入っていましたか、

でも小さいようなので、私のは重量物が原因の可能性 大ですね。

接着する時は、エポキシ系かシリコン系を使用すれば、

溶け出す危険性が少ないですかね?
by せんべい屋 (2008-01-15 17:09) 

ま。

パール、メタリック系の補修は難しいですよね。
大体タッチアップと色味が合わないですし。。。(汗)
っていうのもあってワタシはソリッドの白にしたんですよね。(苦笑)
>完璧を目指しすぎて熱くなると、かえって酷くなるってもんです。( ← 過去に経験済み) 
ワタシも経験があります。段々補修範囲が広がって、手に負えなくなるっていう。(大汗)
タッチアップを薄めるのはナルホドという感じでした。参考にさせて頂きますね~。
by ま。 (2008-01-15 23:40) 

matsu

タッチアップペンといえども下地処理と仕上げが重要ということですね。
大変参考になりました。

でもやっぱりメタリック系って難しいんですね~。
お金をかけて直すほどでもないけど、ちょっと目立つ傷って結構できやすいですよね。
私も傷ができたら一度くらいはあまり熱くならない程度に(笑)トライしてみようかな、と記事を拝見していて思いました。
by matsu (2008-01-16 14:15) 

katsumushi

>せんべい屋さん

>この修理の場合クリアーは吹かなくても(艶の差)良いのでしょうか?

スミマセン、説明不足でした...
エアブラシ後にクリアー吹いてます。

ラゲッジトレイの接着はエポキシ系を使えば平気な気もしますが、接着したとしても違うとこからまた割れてきそうです。
PDに言って対応してもらうのが一番でしょうね。


>ま。さん
パール,メタリックは粒子の含有具合で表情が違っちゃいますからね。

>大体タッチアップと色味が合わないですし

プロが車の状態を考慮して調色してるのに、買ってきたのを塗るだけで色が合うなんて虫が良すぎですよね(笑)

>タッチアップを薄めるのはナルホドという感じでした。

未開封のものでも若干濃いので、使いかけだと薄めるのは必須です。


>matsuさん
下地処理は大切ですよ~
これは、化粧をする女性陣のほうが実感できるんじゃないでしょうか(笑)

>あまり熱くならない程度に(笑)トライしてみようかな

所詮素人作業なので、完璧に出来るわけないんですよ。
「コレくらいで勘弁しといてやらー」程度の仕上がりで満足しちゃうのが吉ですね。

私は、メカニカル方面はからっきしなので、小さな塗装ぐらいは自分で手をかけてあげるようにしてます。
修理代をケチってるだけともいえますが(笑)
by katsumushi (2008-01-16 22:43) 

りまめ

私もアウディの頃、よくチャレンジしましたけど、やっぱり完璧にはいきませんでしたね・・
最終的には放置プレイ。傷が残ったまま下取りされていきました。。

カングーはソリッドだからまだ簡単なのでしょうか?
飛び石の傷が3つほどあるのですが、とりあえずクレヨンタイプのものでごまかしています。
クレヨンタイプはトヨタとかの黄色なのか、山吹ががった黄色なのでカングーの色とは全然ちがうんですけどね・・
by りまめ (2008-01-20 12:48) 

katsumushi

>りまめさん
りまめさんのA3は黒だったんですよね。
黒も完璧には治りませんでしたか...
一番直しやすい色って何色なんだろう?

>カングーはソリッドだからまだ簡単なのでしょうか?

私の偏見では、黄色は退色しやすいイメージがあるのですが、実際どうなんでしょうね。
ソリッドなら、やる気になれば自分で調色するするかもしれませんが。
(時間が売るほどあれば・・・、ですけど)
by katsumushi (2008-01-20 22:18) 

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