SSブログ

DSP-AX863 レビューその2 [GOODS]

DSP-AX863 レビューその2は、機能面についてのレポートです。

AX-863の購入を検討している方にとって、機能面で気になるのはHDMIコントロール関係じゃないでしょうか。
結論から言うと、HDMIコントロールに関して、私の環境下では満点はあげられない結果となりました。


TVとAVアンプのリモコン


私のAV機器構成は

 テレビ: VIERA TH-42PZ700SK
 HDDレコーダ: DIGA DMR-XW31

となっているので、HDMIコントロールはビエラリンクになります。
YAMAHAのHPで、HDMIコントロール機能によるリンク操作対応機器表に両機種とも記載されているので、

 ・ AVアンプとテレビの電源ON/OFF連動
 ・ 音量調整、ミューティング(消音)
 ・ AV の入力ソース切り換え

に関しては“とりあえず”動作します。
また、テレビ → HDDレコーダ間は、AVアンプを経由しない時と同じようにコントロールできます。
テレビと録画番組とDVDを見る&Wiiで遊ぶ程度だったらテレビのリモコンだけでOK。
では、なぜ“とりあえず”になるかというと、次のような制約が出てくるからなんです。


◆ HDMIスタンバイスルーをONにしていないと、テレビの電源ONとAX863の電源ONが連動しない
スタンバイスルーをONすればよいのですが、それはそれで別の問題が...

◆ テレビの起動時の音声出力をAVアンプに設定しても反映されない
テレビの電源ONにAVアンプのONを連動させると、テレビ側で「音声をAVアンプから出す」と設定してあっても、テレビから音声出力されます。(というより、テレビ,AVアンプ双方から音が出る)
AVアンプが電源ONの状態でテレビの電源をONすると、ちゃんとAVアンプのみから音が出ます。

テレビからHDMIでAVアンプが接続されているか確認の通信を行って、AVアンプが接続してある事がわかったらテレビから音声出力するようにしているんだと思うのですが、多分、テレビの通信受付時間内にAX-863が通信を返せないんでしょうね。
スタンバイスルーONの場合はHDMI周辺回路は生きているハズなので、とっととリターン信号返せばいいのに。

テレビを見る時はテレビの内蔵スピーカーを使わずに、常にAVアンプ出力させているので、これはちょっと不便です。
とりあえず、テレビの音声出力レベルは0にして、テレビのリモコンで音量調整したい時は、いちいちビエラリンク画面で「音声をAVアンプから出す」に設定し直すことにしてます。

20080615-220334.JPG

テレビのビエラリンクボタンを押すだけで、この設定画面になる(階層が浅い)のが不幸中の幸い。


AX-863のHDMIコントロール機能、それなりに便利なだけにあと一歩残念な気がします。
レグザリンクやAQUOSリンクはどうなんでしょうか?


AX-863の他には無い特色のひとつHDMIスタンバイスルーについても注文があります。


◆ スタンバイスルーON時の電源OFF中の消費電力が大きい
掲示板の書き込みを見ると、数十W程度あるそうです。
実際、スタンバイスルーONの場合、電源OFFにしても筐体は結構熱を持ってます。
想像ですが、電源をOFFにしても停止するのはパワーアンプ回路だけで、その他の回路はみんな動いているんじゃないでしょうか?
電気代がもったいないのもそうですが、アンプの寿命にも影響しそうで気になります。

据え置き機器の場合は、往々にして待機時電流に無頓着なのが見受けられます。
バッテリー機器においては如何にして無駄な電力を無くすかが肝なので、待機時に数十Wなんて考えられません。
これは何とかしてもらいたいものです。


◆ スタンバイスルーをONにするとACアウトレットが電源連動しない
これもダメダメです。
ACアウトレットの意味がなくなっちゃいます。
大抵のAVアンプの場合、SW出力はライン出力の為SWはアンプ内蔵型になるわけですよね。
となるとAC電源が必要で、(アンプのACアウトレットを使うと音が悪くなるという意見は置いといて)普通はアンプのACアウトレットに接続すると思います。
この場合、アンプの電源とACアウトレットが連動しないと不便です。

幸い、私が使っているSWはスタンバイ機能が付いているので、ライン入力が無いとSWのアンプの電源が切れるので今の所実害はないのですが。

20080622-221410.JPG



文句ばかり挙げても可哀相なので、お気に入りの機能も紹介しましょう。

SCENEテンプレートは便利ですね。
この機能、入力ソースや音場プログラム等の設定をSCENEボタン(1~4)に記憶させる事が出来るんです。
入力ソースと音場プログラムが1対1でないのがミソ。

例えば入力ソースがHDDレコーダの場合、2ch音声のテレビ録画を見るときもあれば5.1chのDVDを見ることもあり、コンテンツによって音場プログラムを替えて見たくなる訳です。
AX-863は音場プログラムの種類が多いので、いちいち選択するのは大変。
そんな時、1番はHDDレコーダの2ch音声テレビ番組用,2番はHDDレコーダの映画DVD用と設定しておけば、ボタンひとつで呼び出せて楽チンです。



YAMAHA DSP-AX863、ちょっとした不満はありますが価格に対しての音質や機能は十分満足しています。
となると、次は画質の方を満足させたいですね。

私の中の物欲魔王、お次はBlu-rayプレイヤーをロックオンしたようです(笑)


タグ:DAP-AX863
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。