生還！

白点病に引き続きヒレぐされ病？を併発して、最悪の事態も考えてしまったプラティ黄♀ですが、無事元気になって本水槽に戻ってきました。
実はヒレぐされじゃなくて怪我をしただけだったかもしれません。
また、隔離したのが良かったのか、薬が効いたのか、塩浴（1％）が良かったのかは分かりませんが、ヒレの方も元通りになって、とりあえず今はホッとしています。

近所の川で小魚を捕ってきたことから火がついたアクアリウムですが、病気を通じて改めて感じた事もありました。

・経験の無さはお金で補う

大抵の趣味の場合、初心者は「まずは、大げさにしないで気軽に始めたい」と思うのでしょうが（当然私も）、コト生き物となるとそうもいきません。
最初からきちんと環境を整えて始めないと、失敗してしまいます。
そして生き物にとって、失敗＝死 となるワケで。

病気にしても小型種の場合は元々抵抗力が少ないですから、あっという間に手遅れに・・・
病気になるのを見越して、代表的な薬は常備し、隔離治療のためにヒーターやエアポンプ，水槽（プラケース）もすぐに用意できるようにしておかないと。

「サカナなんて安いんだから、死んだらまた買えばいいじゃん」
なんて考えもあると思います。
事実、プラティは1匹　200円程度で買え、白点対策で買ったグリーンFクリアは1000円程します。
ヒーターやポンプも買ったら5000円は超えちゃいますね。
まぁ、薬は数回分ありますし、器具も後々使えるので直接比較できませんが、短期的にはサカナを買い直した方が安いかもしれません。
ただ、やっぱり目の前でサカナが死んでいくのを見るのは辛い。
多少お金がかかっても救ってあげたいです。


・一般的に入門向けといわれているサカナの落とし穴

プラティが病気になってからも、薬などを買いにホームセンターや熱帯魚ショップに行きました。
プラティを買ったお店のプラティ水槽をよく見てみましたが、白点病が出てましたね。
後日、また訪れると『調整中』の張り紙が。（調整中とは要するに治療中ということ）

別のホームセンターでは、死んだプラティが浮かんでたり、白点はもちろん尾ぐされで尾びれが半分無かったり、半数以上のプラティがヒレを閉じて元気なく泳いでました。
（買ったプラティが既に病気持ちだったのかは分かりません。少なくとも白点は出てませんでした）


ここからは想像ですが、プラティやネオンテトラなどの安価なサカナ程、購入時は気をつけなくちゃいけないんじゃないでしょうか？
ショップだって商売。
1匹 100円や200円のサカナに十分なトリートメントを施してあるとは考えづらいです。
エサ代だって掛かるでしょうし、入荷したらすぐ売り切ってしまいたいというのが人情でしょう。

となると、飼い主がトリートメントをすることになると思いますが、初心者からすれば「はて？トリートメント？」ですよね。
私だってそうでした。
で、発病し、わけも分からないうちに全滅して「やっぱり、熱帯魚ってムズカシイ」と諦めてしまう。
私は、たまたま1匹の☆だけで立て直すことが出来ましたが、挫折してしまうケースは意外に多いのではないでしょうか。

よくいわれる『丈夫で飼いやすい』は“水槽に落ち着いてからは”と但し書きが入るのかもしれません。


・熱帯魚飼育に絶対は無い

メダカを飼いはじめてから熱帯魚に関するWEBを巡りまくりましたが、書いてある事が千差万別で、全く正反対の意見も多数見られました。
例えば、私がメインのろ過装置としている底面ろ過の掃除。
「ヘドロが溜まるので、月に1回は掃除するべし」
「底砂中のバクテリアが居なくなるので、1年は手をつけるな」
てな具合に。

ただ、どちらも嘘はついてないと思います。
実体験として、双方とも上手くいっているのでしょう。
水槽の大きさ，底砂，生体や水草の種類と数、ひとつとして同じ環境は無いはずです。
唯一無二の過装置，管理方法なんてありえません。
（「餌をやりすぎるな」「水質や水温の急変は避けるべし」等の大原則はありますが）

結局、自分自身で経験を積んで飼育スタイルを確立することになるんでしょう。
他人はどうであれ、自分水槽のサカナが元気でいる飼育方法が、自分にとっての正解なんですから。





つらつら書きましたが、嫌になって投げ出さない様、苦痛にならない程度に精進しようと思います。
なんてったって趣味ですから、嫌々やってたらサカナも可哀想でしょうからね。