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春のHANABI [アクアリウム]

このところすっかり陽気が良くなって、春というよりもう初夏って感じですが・・・

コトの始まりは去年の年末、行きつけの熱帯魚ショップに冷凍赤虫を飼いに行った時の事。
帰りがけに出口近くのレイアウト水槽を覗いてみると、ある魚にハッとさせられたのです。

その魚とは、ミクロラスボラsp. "HANABI"(ハナビ)
ファイヤーワークス,ラスボラ・ギャラクシーと他にも色々な呼び名がありますね。どの呼び方も容姿をよく現してます。

斑点模様がイワナやマスを髣髴とさせ、日淡の渋さと熱帯魚の華やかさ両方を持ち合わせているような、なんともいえない色柄です。2~3cm程の小さな魚体にその色柄が凝縮されて、精密なミニチュアのよう。
小型水槽にピッタリのサカナ。


ただし、うちの水槽では、5cm位に育ったプラティが幅を利かせてます。こいつらの食欲は凄まじく、小さなHANABI、流石に食べられはしないでしょうが、餌取りで負けるのは目に見えてます。
この日はキッパリあきらめて家路に着いたのでした。



そして、2ヶ月前の2月に近所のホームセンターの熱帯魚コーナーをチェックしていると、入荷されているではないですか、愛しのHANABIが・・・


おっとここで、「こいつ、買っちゃったな」と思ったアナタ、ワタシを見くびってはイケマセン。
「どうせ、すぐに全部売れちゃうんだろう、姿を見なければ諦めがつから、ちょっと我慢すれば大丈夫」
と自分に言い聞かせて、手ぶらで帰ったのでした。

それからひと月、3月になってもまだHANABIは売り切れずに何匹が残ったまま、しかもセールで安くなってるし。





HANABI

・・・スミマセン、我慢できませんでした(汗)
6匹お買い上げ。

熱帯魚を始めて9ヶ月にして判ったんですよ。
それは、水草多め小型美魚を程々に、の所謂レイアウト水槽が好きだというコト。
となるとプラティはちょっと存在感あり過ぎちゃうんですね。体高があるので意外と大きく感じて。
プラティは現在、予備の30cm規格水槽に移ってもらって、2階の寝室で泳いでます。


言い訳はこれぐらいにして、話をHANABIに戻しましょう。
ショップではあまり餌をもらえなかったのか、買ってきた当初は痩せていて、まさにイワナのようでした。それに発色もあまりよくなかったです。
雄雌の見分けの最大のポイントは尻ビレにあるそうなのですが、まったく区別がつかない位...

餌はテトラプランクトンですが、最初からよく食べてくれて助かりました。固体によっては、ブラインしか食べないのもいるそうです。
また、餌を朝夕2回与えるようにして(HANABIは餌切れしやすいんだそうなので)1ヶ月程飼い込んだところ、すっかり体形も戻り、今では容易に雄雌の判断が出来る程までに色も揚がってきました。


HANABI_メス

雌 (ナナに茶ゴケが...オトシン君しっかり頼んますよ)


HANABI_オス

雄 (ヤマトー、見切れてる見切れてる)

雄は尻ビレに黒いラインが入り、ヒレの先の方まで色が乗ってますね。
雌はヒレの付け根だけオレンジで、その先はすぐに透明になってます。
また、雄は腹までオレンジに発色し、斑点模様が腹の下の方まで回り込んでるのが判ると思います。
結局6匹の内訳は、雄雌それぞれピッタリ3匹ずつ。

ちなみに、HANABIの写真は、過去の水槽写真の中で最高に難しかったです。
とにかくすばしっこくて、ホバリングする一瞬にフレーミングしてピントを合わなきゃいけない。
スピードライト(SB-600)を使っても、泳いでいる瞬間は止められない。
この記事の写真撮るのに、1時間30分掛かっちゃいました。



念願のHANABI、水槽前面にもちょくちょく顔を出してその美しい体を楽しませてくれて大満足なのですが、問題が1点。
これは飼ってから判ったのですが、この魚、どうやら低層が好きなようで、水槽の半分から上にはめったに行かないんですよ。
そんなワケで本水槽が、HANABI,コリドラス,ヤマトヌマエビと低層の住人ばっかりで、上層がスッカスカになっちゃってます。(たまに、オトシン君がガラスやパイプを舐めにあがって行く位)

ラスボラ・エスペイあたりを追加して、中上層を泳がせてみたいですが、これ以上増やすと過密になっちゃうので、ここはグッと我慢の子。


アクアリストの真の敵は、コケでも白点病でもなく、生体追加の誘惑なのかもしれません(笑)


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りまめ

HANABIっていうんですか? これは知りませんでした。
確かに日本のイワナのミニチュアみたいでかわいいですね!
by りまめ (2009-05-11 15:11) 

katsumushi

>りまめさん
HANABIは比較的最近(2006年)ミャンマー発見された魚で、発見当時は世界中のアクアリストがビックリしてかなり高額で取引されたそうです。
その後すぐ乱獲されて絶滅に近い状態だとか...

但し、小型種の割には比較的繁殖させやすく、今ではブリード物が手に入れやすい価格で流通しています。

同じコイ科ではダニオ・エリスロミクロンも気になる存在です。
これはオイカワに似たこれまた綺麗な魚なんですけど、臆病なのですぐ物陰に隠れちゃうそうなんですよ。
せっかく買ってきても、姿が見えないんじゃツマラナイですからね~

by katsumushi (2009-05-12 00:29) 

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