水草水槽への道 -水槽台編- [アクアリウム]
夏場の高温対策のために、出窓からの移動を考えたのが発端の水槽リニューアル計画。
まずは、水槽の置き場所の確保から。
お世辞にも広いとは言えない我が家。
水槽を置くのは、幸か不幸か、南側に面しているリビングダイニング南側の壁は掃き出し出し窓2つがほぼ占領。東側はAVコーナー。西側はパソコンラックとダイニングテーブル。
残る北側は対面キッチン。(一応、物が無い壁もあるのですが、そこは動線になっていて物を置くと邪魔)
対面キッチンのカウンターにはカウンター下収納が並んでいるのですが、改めて見ると・・・
右端鎮座する、子供達の宝物ケースに視線が集中。
これ、移動できるよね。
お願い、移動させて(涙)
悲痛の叫びがカミサンの耳に届きました。
宝物ケースはパソコンラックの脇に移動。足元が少々邪魔ですが、ここは我慢。
宝物ケースのあった場所に、カウンター下収納をズズッとずらすと。
幅41cm,奥行28cmのスペースが出現!
ここが、新たな水槽置き場となるのデス。
場所が確保できたら、お次は水槽台。
手頃な水槽台が無いかネットで物色してみたものの、40cm以下で目ぼしい物は30キューブ用だけ。
現状のレグラスR350より幅が狭くなるのがイヤなのと、30キューブ水槽で上手く水草レイアウトする自信が無いので、30キューブは除外。(だからと言って、もっと大きい水槽なら上手く出来る自信があるわけでもないんですが...)
じゃぁ、売ってなかったら作ればいいじゃん。
というコトで水槽台の自作決定。寸法は40(W)×27(D)×70(H)
材料はツーバイフォー規格材が便利なようです。人様ブログを見てみると、60cm水槽以上は2×4材を使っているようですが、今回は小型水槽向けなので1×4材の1.8m長をチョイス。木材の種類はホワイトウッド。
HCで4本買いましたが、1,000円でおつりがきました。安っ!
左から、イ材・・・92mm,ロ材・・・232mm,ハ材・・・324mm,ニ材・・・362mm,ホ材・・・685mmとします。
カットはHCのカットコーナーにお願い。(カットは別料金で、1カット50円)
素人が切って長さが不揃いになると面倒なので、素直にマシンで切ってもらった方が良いですね。
まずは、天板と底板のブロックを作ります。(長辺ニ材,短辺ロ材,天板底板ハ材)
接合はビス止めですが、下穴を開けておきます。下穴を開ける意味でも体力的な意味でもドリルドライバーは必須ですね。
また、ビスは1箇所を一度に締めないで、水平垂直を確かめながら徐々に締めていきました。
ツーバーフォー材は思ったより反りがあり、カット寸法も1mm位は誤差を持っていて、断面も90°出ていませんでした。
その辺を考慮して矯正しながら組み立てないと、出来上がりがガタガタになってしまう恐れが。
天板ブロックと底板ブロックをホ材で繋ぐと・・・
お~、それっぽい。
3方が壁や収納棚に囲まれた水槽台置き場。
本来なら、重量物が載る水槽台にキャスターなんてNGだと思うのですが、水槽台ごと引き出してメンテナンス出来るようにキャスターを取り付けました。
安定度を取るか利便性を取るか悩んだのですが、小型水槽で比較的重量は軽いということで利便性を選択。当然、キャスターの耐加重は考慮済み。
もう少しで組み立て完了、となる段階で気になったのがビス頭
まだ色を塗っていないせいもありますが、少々目立ちます。
色塗り前に細工しときましょう。
ビスを一旦抜いて、10φのザグリを追加。
再度ビスを締めて。
ザグリ穴に、ボンドを塗った10φのダボ木を打ち込みます。
飛び出たダボ木をノコギリで切り飛ばし、カンナをかけて平坦に。
ダボ埋めのビス隠しにしてみました。
木工はド素人故、フィニッシュが甘いのはご愛嬌。
プラモだったら、パテ埋めして色を塗っちゃえば少々のミスはリカバーできるのですが、木工の場合、ミスが仕上がりに直結しちゃうんですね。
う~ん、恐ろしい世界だ。
ちなみに、ダボ埋めを全てのビスに行うと数が多く大変なので、手抜きして見える場所だけしかやってません。
ホ材の間にイ材を組み付け、物置にあった木材を適当に切った棚板を取り付け。
ホワイトウッド材は比較的綺麗な木材なので、無塗装でも良いかなとも思ったのですが、水跳ねさせたりしていくうちに汚くなりそうなのと、カウンター下収納との色のバランスを取るため、塗装することに。
最後に色を塗って第1段の完成。
フィニッシュが甘いのは(ry
プラモにしても木工にしても、筆塗りは苦手だぁ。あんちーくな感じを出したかったのだけど...
材料費は、占めて3,500円。塗料が2,000円と一番高かった。一番の失敗なのに...
前面はとりあえず置いておいて、側面と後面は開いてますが
こうやって押し込んじゃうと見えないので、これまた手抜きでそのまま。
カウンター下収納と色を合わせたつもりが、結構違ってマス(汗)
木工って(ry
外部フィルタ2034とクーラーCR-3をセットしてみると。
ご覧のとおり、ピッタリ。(ちなみに、2034は断熱シートを巻いて水温対策)
偶然?
イエイエ
幅40cmの水槽台を1×4材で作った場合の底板ブロック内の有効幅、そこに入るクーラーと外部フィルタの選択。
実は、全て計算済み。
とは言え、機器のカタログ寸法は『突起部を含まず』が一般で更に通販購入、本当に入るかどうかはかなり心配だったのが本音ですが(笑)
そうそう、
CR-3が後ろを向いてますね。
ペルチェ式クーラーはペルチェ素子(=素子の放熱板)の熱をいかに逃がすかが肝。
ファンが後ろじゃ水槽台の中に熱が篭っちゃいますからね。
そこで、問題となるのが扉。
見た目がゴチャゴチャしているので扉を付けたいのですが、そうすると放熱が問題となります。
ただの1枚板の扉じゃ熱が篭りまくり。
放熱を考慮した扉の構造、頭を冷やしながらジックリ考えることにしましょう。
お見事!
by zero (2009-06-22 13:36)
こんにちは、katsumushi さん
プラモだけでなく、木工も見事ではないですか、
私なら ダボを使いネジ頭を隠す、作業は面倒なので やらないと・・・・・・
扉には、ルーバー(百葉箱みたいに)にすれば中も見えず、通風も・・・・
katsumushi さんのテクなら綺麗に仕上がると思いますよ、
頑張ってください。
by せんべい屋 (2009-06-22 17:38)
くぅぅ
芸が細かいなぁ
僕も自作の水槽台だけど、2台とも途中で妥協しまくり。(笑)
by TSU-KA (2009-06-22 22:15)
綺麗に出来ているじゃないですか!
写真を見る限り売り物に見えますよ。(ホントに)
ん?カメラとレンズがいいんですかね?(笑)
by りまめ (2009-06-23 13:27)
>zeroさん
ありがとうございます。
でも、肝心なのは水槽の中身ですから・・・
zeroさんの90水槽を見てしまうと、大きい水槽にあこがれちゃいます。
>せんべい屋さん
プラは30年来の付き合いなので、そこそこ勝手が分かるのですが、木工は年に1回あるかないか程度なので、いまひとつ木の気持ちが分かりません(笑)
ルーバーですか!その手がありましたね。
実は違う方法を考えていたんですけど、ルーバーの方が筋がよさそうです。
綺麗にできるかどうかは置いといて、大いに参考にさせていただきますね。
>TSU-KAさん
TSU-KAさんも作られてましたね。
透明ニス塗りにして、TSU-KAさんのように木材の色を生かした方が綺麗にできたと思うんですけど・・・
>芸が細かいなぁ
ダボ隠しは、あくまで見える部分だけですから。
それに、やろうとした動機の半分以上は、ブログにUPするので少しでも綺麗に見せたかったからなんです。
そうじゃなかったら、面倒でやってられません(笑)
>りまめさん
そりゃー、カメラとレンズは良いですよ~(爆)
でも、完成写真は下すぼまりになってますね。PCレンズで、あおって撮ればよかったかな。
ストロボ直射するとテカッて見られたもんじゃないので、バウンスさせてアラを隠すのに必死だったのは内緒です。(クリップオンの縦位置なので影が不自然ですね)
by katsumushi (2009-06-23 22:27)