突然の地デジ問題 [GOODS]
我が家の近くにはマンションが立っていて、アナログ放送の受信障害が起きる可能性があるということで、マンション開発業者負担でケーブルテレビが敷設されています。
所謂、難視聴地域ってやつですね。
地デジが始まってからは、パススルーで地デジ帯域が配信されたので、おこぼれに預かる形で地デジ生活を満喫してました。
「アナログ停波になったらどうなるんだろう?」と戦々恐々としながら・・・
そんな中、去年11月、我が家に1通の郵便物が届きました。
題名は、
『アナログ放送終了に伴なう、デジタル放送受信について』
遂に赤紙が来たのです。
内容を要約すると、
「難視聴の契約はアナログ放送限定、アナログ停波後は無効だかんね。後は勝手にやって」
とのコト。
これに対抗すべく、我が家が対応できる対策は以下が考えられます。
1.フレッツ・テレビに加入する
○:既に設置済みのBSアンテナも不要になり、家の外観すっきり
×:月々682.5円のランニングコスト
光ネットワークが死んだら、テレビも道連れ
(過去にONUのACアダプタが故障し、2日間ネット難民になった経験あり)
2.ケーブルテレビの難視聴プランに加入する
○:NHK受信料の団体割引が利用できる
×:地デジのみで月々800円程度のランニングコスト
ちなみにケーブルテレビの有料放送プランには興味なし。
見る暇ないし、有料放送ならBSのwowowで十分(入ってないけどwww)
3.業者に頼んで屋根に地デジアンテナを設置する
○:台風で飛んでいったり、壊れない限りはランニングコスト0円
スタンドアローンなので他のトラブルの巻き添えを食わない
×:初期費用が高い(5万円程度?)
アンテナが立つので家の外観ダウン
4.自分でアンテナを立てる
○:初期費用,ランニングコストを総合的に考えると最安値
スタンドアローンなので他のトラブルの巻き添えを食わない
×:信頼性
アンテナが立つので家の外観ダウン
フレッツ・テレビとケーブルテレビを比較した場合、フレッツ・テレビに軍配があがります。
フレッツ・テレビとアンテナ設置の比較では、私的にはアンテナが完全に無くなるフレッツ・テレビは魅力的なのですが、カミサンとしては月々のランニングコストが気に入らないんだそうで。
その流れで考えると、最も安くつく、自分で何とかするのが最善策かなぁ。
まぁ、手を動かすのは嫌いじゃないし、ブログのネタにもなるし。
自分でやるとなると、相手が目に見えない電波なだけに、お金を使う前に頭を使わないと失敗する可能性あり。
そこで、まずは電波の状況を確認。そもそもの経緯が、難視聴地域なワケだし。
一応、自宅の駐車場では車の地デジチューナーのアンテナが3本立っているので、実はあまり心配していないんですけど、使えるものは使おうというコトで
総務省から贈り物。
デジサポで、地デジアンテナキットの無料貸し出しを行なっているのを発見したので、申し込んでみました。
申し込みは、申込用紙をダウンロードし、免許書等の本人確認書類を添付してFAXか郵送。
送ってから2日後に総務省から確認の電話があり、そこから1週間ちょっとでアンテナキットが届きました。
私が申し込み時に選択できたのはB or Dタイプのみでした。直感でDタイプをチョイス。
Dタイプのアンテナは、DXアンテナのUS200でした。スペック的には強電界用ですね。
これでそこそこ受信できれば、アンテナ選択の幅がぐんと広がるでしょう。
チューナーはPIXCERAのPRD-BT103-PM1のようです。
今回チェックに使うチューナーは、VALUESTAR G タイプWの内蔵チューナーを使うので、これは使いません。
付属品その1
チューナーのリモコンには電池(単3×2本)まで付属してました。
付属品その2
アンテナケーブルは5mのS-5C-FBが2本。更に、テーブルタップまで!
中継コネクタも2個付いてます。
ハテ?ケーブル2本を延長するなら中継コネクタは1個でよいのでは。既設のケーブルに対して接続することを想定しているのかしらん。
書類としては返却時の付属品チェック表と、地デジ受信アンケートが添付されてます。あとアンテナやチューナーの取説も。
ただで借りるのだから、アンケートくらい協力しないと罰が当たりますね。
嬉しいのが、着払いの記入済み配送伝票が付いているコト。これをアンテナキットが入っていたダンボールに貼り付けて送り返せばOK。ヤマトの伝票なので、呼べばヤマトが集荷に来てくれるし。
つまり、1円も払う事なく引きこもったままで、地デジアンテナキットが借りられるのです。
まぁ、出所は税金なんでしょうけど(笑)
ちなみに、あと1枚添付書類が
黄色の目立つ紙で、返却のお願いをしてます。
アンテナキットの貸し出し期間は1週間。
返却が著しく遅れると法的手段に出るそうです(怖)
受信チェックが終わったら、アンテナキットはとっとと返しましょう。
さて、肝心の受信状況のチェックです。
我が家は、東京タワーから直線でおよそ35kmの場所。
スカイツリーも方角的に大体合っているので、放送塔が切り替わっても問題ないでしょう。
幸い、2階のベランダ正面が東京タワー方向で目の前も比較的開けていて、屋根上にアンテナを立てなくても受信できそうな雰囲気。
今回は仮置きとして、US200をベランダ手すりに置いてチェックしました。
家を建てる時に家内マルチメディアを意識し、パナソニック電工(当時は松下電工)のマルチメディアポートが導入済みで、TV用としてはU/V・BS・110度CS 8分配ブースタを使ってます。
〔測定環境〕
アンテナ: US200 (DXアンテナ)
ブースタ: WTJ6418 (パナソニック電工) ※利得調整ボリューム 中 / アッテネーター OFF
チューナー: VALUESTAR G タイプW内蔵 (NEC)
アンテナからブースタまでの配線:S-5C-FB 5m
チューナーの受信強度基準
0~51 低
52~59 中 55以上が安定受信目安
60~99 高
〔結果〕
NHK総合:56
NHK教育:59
日テレ:72
TBS:76
フジテレビ:72
テレビ朝日:62
テレビ東京:74
放送大学:57
TOKYO MX:46
テレ玉:74
MXは受信不可でしたが、その他は合格点。
地デジ化を導入して2年半、今までMXを観た事が無いので、最悪MXは受信できなくてもOK。(カミサンはMXの存在すら知らなかったし)
わざわざ屋根にアンテナを立てなくても、ベランダ設置で何とかなりそうです。
そうと分かれば、あとは行動のみ。
早速、地デジアンテナをポチるのでした・・・ つづく
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