PYREXグローブにチェンジ [ ┣ ランタン]
コールマンのオールドランタン 200Aは、現在所有しているキャンプグッズの中でも一二を争うお気に入りになっておるのですが、少々残念なところがありまして・・・
それはグローブ(ホヤ)
ランタン自体は70年製なんですけど、付いていたグローブは
MADE IN CHINA FOR Coleman
GLOBE NO 200B043
というもので、どうやらリスペイスメント品のようです。
ワタシ、それほどオリジナル原理主義者ではないので、リプレイスメントでも構わないんですけど、
気に入らないのが、ロゴマーキングの位置。
高さが高すぎるんですね。
正面から見ると丁度マントル被っていて、何かこう、見た目的にバランスが悪いように感じるのです。
なので、オークション等で昔のPYREXグローブを探してたりしたんですが、それなりにいい値段がして、なかなか手が出せなかったのです。
そんな中、先日PYREXのグローブを、何とか頑張れる金額でGETできました。
赤いパイレックスロゴのRとランタンマーク。
このタイプは1961年から70年代までの間使われていたそうで、年代的にも、70年モデル200Aのオリジナルグローブの可能性は高そう。
ただ、安いのには訳があるワケで、
フロスト(曇り)があるんです。
まぁ、これは承知の上で落札したので文句は無いんですが、何とかなるなら何とかしたいのも人情。
試しに、タミヤコンパウンドで擦ってみたんですが、何となく薄くなった気がするようなしないような・・・
と、ここで凝り性心に火が点いてしまい(笑)
餅は餅屋というコトで
東急ハンズで酸化セリウムを購入。
この酸化セリウム、ガラス研磨と言えばイの一番に名前が挙がる研磨剤。
ただの研磨粒子と違い、ガラスと化学反応をしながら研磨していくんですね。
(ちなみに、酸化セリウムは所謂レアアース(希土類)なので、近年の価格上昇が問題になったりしてます)
とは言いつつ、そんな酸化セリウムでも手で地道にシコシコ磨くのは大変なので、
リューター+バフビットでギュイ~ンと。(模型用具が意外なところで役に立つのです)
水に酸化セリウムを溶いて研磨します。
写真では乾いてしまっていますが、水は切らさないようにするのがポイント。
30分程研磨したところで、この状態までになりました。
まだちょっと残ってますが、あまりやり過ぎるとガラスが薄くなってしまう恐れがあるのと、飽きちゃった(こっちの方がメインだったりもw)ので、『よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ』by池乃めだか
尚、グローブは熱が掛かる部分の為、研磨は元より、フロスト状態で使用すると破損する恐れがあります。
グローブの研磨につきましては、安全に留意し、くれぐれも自己責任にてお願いします。
200Aに取り付ける前、何気なくリプレイスとPYREXを並べてみたところ、ある事に気づきました。
ロゴの位置だけじゃなく、フォルム自体が違うんですね。
PYREXの方が上部と下部のクビレが強く、『ボン!キュッ!ボン!』ならぬ『キュッ!ボン!キュッ!』とグラマラス(笑)
これは嬉しい誤算。
200Aのデザインには、丸みが強いPYREXの方が似合うと思うので。
実際に200Aに取り付けるとこんな感じ。
う~ん、やっぱりこっちの方がしっくりくるなぁ♪
ロゴの、位置といい赤い文字といい。
さて、PYREXグローブを装着してますます魅力が増した200Aですが、次のキャンプまで間があるので、もうチョット手を入れる予定です。
こんにちは、
へーえ、ガラスの研磨って こういう素材で磨くのですね。
今度 ウイスキーグラスに傷が付いたら 磨いてみようかな、
でもクリスタルガラスだと 研磨剤が異なるのかな?
ところで先日 大物キャンプ道具を購入しました、
持って帰るのに、決断が必要でした(笑)
by せんべい屋 (2014-03-07 13:54)
>せんべい屋さん
酸化セシウムはケイ素と反応するので、クリスタルガラスでもケイ素が主成分ならいけるかもしれませんね。
大物のレビュー、期待してますw
by katsumushi (2014-03-07 22:29)