200A レストア -組み立て・点灯チェック- [ ┣ ランタン]
200Aのレストアもいよいよ大詰め。
辛かった、金属パーツへのピカール攻撃も終了(適当なところで切り上げたとも言うw)し、タンクのお色直しに取り掛かります。
タンクは所々塗装剥げがありますが、今回はオリジナルの塗装のようなので塗装には手を付けず、くすんだ表面にコンパウンドを掛けてひと皮剥く程度にとどめます。
ひと皮剥いたら、写り込みができるまでピカピカに。(あぁ、色々写り込んでハズカシイ...)
Colemanデカールも欠けがあり、状態はそれ程良くはありません。
綺麗にしたい衝動に駆られ、
デカールを購入。
したのですが、将来誰かに譲るかもしれないし、なるべくオリジナルの状態は維持したい。
今回は、デカールの貼り替えは見送るコトに。
やろうと思えばいつでもできるしね。
あとは組み上げていくだけ。
一番楽しい作業です。
まずは、バルブASSYをタンクに取り付け。
200Aのメンテ記事を見ると、バルブASSYとタンクのシーリングにホルツの液体ガスケットシールを使う方が多いようですが、手元に適当なシール剤はありません。
『そういえば昔、水槽にCO2添加する時にシールテープ買ったなぁ』と、工具箱をひっくり返すと、日東電工のニトフロン パイプシールテープが出てきました。
調べてみると、耐熱温度はホルツよりあるし、有機溶剤への耐性も強そう。
取り外しもシール剤より簡単だし、使わない手は無いでしょ。
ぐるぐると5周ほど巻いてみました。
うん、イイ感じ。
全部組み上げる前ジェネレータだけ取り付けて動作チェック。
燃料入れてポンピングします。
新しい皮のポンプカップのおかげか、ポンピングの感触もなかなか良好。
メインバルブを1/8回転程回し、ティップクリーナーを開いていくと、
ジェネレーターから、ピューっとガソリン噴水が。
これで、ジェネレータまで燃料が上がってくる事が確認できました。
ここまでくれば、レストアは成功したも同然♪
フレームとバーナー部を組み付けます。
マントルを焼き焼き。
マントル空焼きの際、グローブ・ベンチレータを組み付けて点灯作業と一緒にまとめちゃってる人がいますが、個人的にはあまりお勧めしません。
マントルを空焼きするとヤニを含んだ煙が大量に出るので、グローブやバーナー部がヤニでべっとりとなります。
更にその上に煤が乗ると、こびりついちゃうんですね。
せっかく磨いた真鍮パーツ、できるだけ綺麗にしておきたいものです。
空焼きが終わったところで、いよいよ火入れ。
特に苦労することもなく点灯。
変なクセも無く、結果的に素直な個体でした。
この後、30分程点灯させてみましたが、息継ぎもなし。
レストアは無事成功!
と思いきや、消灯後ポンプノブのあたりから『スー』という音が。
ポンプノブの穴を指で押さえると、ポンプノブが戻ってくる手応えがあります。
こりゃ、チェックバルブ漏れちゃってるなぁ。
試しにポンプノブを締めて火を近づけてみると
火が点いちゃいました。
ポンプノブを緩めた状態ならまだしも、締めて火が点くようだとちょっと問題。
ちなみに、ポンプノブを緩めた状態だと。
『おー、ルミエールランタンみたいで綺麗♪』
なんて喜んでる場合じゃないですね。
もう一度チェックバルブを取り出して、パーツクリーナーで洗浄したりラストリムーバーに浸けてみたりしましたが変化はなし。
チェックバルブの玉はカラカラいうし、見た目は綺麗なんですけどね。
まぁ、何らかの原因で玉の密着度が悪くなってるんでしょう。
長い目で見れば、チェックバルブも消耗品ですので、思い切って交換しちゃいましょう。
それ程高いものでもないですし。
コールマンパーツショップさんでポチっと。
丁度、標準ステムのチェックバルブ+ステムの在庫が復活してました。
ついでにあるモノも買ったのですが、それはまた後ほど。
チェックバルブを交換して、遂にレストア完了!
といきたいところですが、敵は手ごわかったのでした。
もう少し続きます。
赤ランタン200Aレストア~素晴らしい~♪
ここまでされるとは感服いたします☆
チェックバルブにステムの交換&~
まだ〝ある〟とは~続きも楽しみでございます^^
by hide (2014-05-05 13:37)
>hideさん
チェックバルブは緩む時の感触が気持ち良くて、1回成功すると病みつきになっちゃいます。
一般的には素直にいった方が良いんでしょうけど、トラブルがあっても『ネタになる♪』と思ってしまうのが、ブロガーの性ですね(笑)
by katsumushi (2014-05-05 20:23)