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コットワン風コットの実力は? [ ┣ テーブル・チェア]

長らくブログの更新をサボっていた間、それなりにキャンプ道具も買い漁っていたわけですが。
金額的にもサイズ的にも大きいところでいうと、nemoのヘキサライト6Pキャニオン。

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これは、主にソロキャンプのシェルターか、グルキャンの宴会幕用として購入。
まぁ単純に、カッコイイから前から欲しかったというのが一番なんですが(笑)


一方、去年の11月に朝霧ジャンボリーで開催された、第5回うっすら会に参加してきまして。
うっすら会というのは、白熊会芋蟲組というノルディスクの芋蟲型テント(主にレイサ)ユーザーがうっすら集まってキャンプしようというのが始まりで、私も第2回から参加させてもらっています。
うっすら会の参加資格は、基本的には白熊会芋蟲組の組員なワケですが、うっすらの名の通り、張るテントはレイサ限定ではなく好きなのを張ってもOK。
なので、私は買って間もないヘキサライトを持参。


ヘキサライトはシェルターなのでインナーは付属しておらず、寝るにはそのままコット寝するか、何かのインナーテントを流用するか。
11月の朝霧は寒く、ヘキサライトはスカートがないので隙間風が入り、バロウバッグ#0でのコット寝はちと寒そう。

そこで、少しでも白熊会芋蟲組に寄せるためにノルディスクのスヴァルバードPU(Svalbard)をポチッと。
海外サイトならかなり安かったし、キャンプ場で張ってあるの見たことないレア幕で、天邪鬼(設定)の私好み。


本当はスヴァルバードにヘリノックスのコットワンを入れて寝たかったのですが、やってみるとコットワンが入らず、

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しかたないので、この時はインフレータブルマットを敷いて就寝。

が、やっぱり、一度コット寝しちゃうとコットの方がいいんですよねぇ。
コットワンの寸法は190×68、ライトコットの寸法は185×60

スヴァルバードの寸法図とコットワンを入れたときの入らなさ具合から推測すると
『コットワンは無理でもライトコットなら入りそうだなぁ』
と思って、調べ始めたところでやっと本題(笑)

通販サイトでライトコットを検索すると、ヘリノックスのコットの類似品があるじゃありませんか。
チェアワンの類似品がたくさん出ているのは知ってましたが(大手メーカーからも出てるしw)、コットワンも同じ運命を辿っていたのですね。
まぁ、アウトドア業界自体、色々な類似品が乱れ飛んでますからねぇ...
ライトコットはやっぱりイイお値段するし、類似品でいいかなぁと思ってその時はお気に入りに入れておいていたんですが、先日たまたまAmazonを見ていたらそれがタイムセール品になっていたので慌ててポチリ(タイムセール終了2分前w)


ポチったのはDESERT WALKERのコット

DESERT WALKERというのがブランド名なのかよくわかりませんが(たぶんDESERT WALKERという名のノーブランド品w)、所謂中華キャンプ道具です。


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上:DESERT WALKER 下:コットワン

収納サイズはコットワンより二回りぐらいコンパクト。1.3kg vs 2.3kgと倍近く違います。
このサイズなら電車deキャンプにも持っていけるかも。



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左:DESERT WALKER 右:コットワン

収納袋から出してまず思ったのが、『DESERT WALKER、細っそ!』
まぁ、収納サイズが違うんだから当たり前ですが(笑)



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上:コットワン 下:DESERT WALKER

太さは一目瞭然ですね。
それと、材質や仕上げ自体もコットワンの方が明らかに上です。
ここは安かろう悪かろうですね。

特にジョイントの部分のプラ材の雰囲気もだいぶ違います。
フレームで壊れるとしたらプラ材の部分でしょうから、強度・耐久性にどう差が出るのか気になるところ。


それでは組み立てていきます。

サイドのフレームをシートのスリーブに通すところは両者一緒。
問題は脚をサイドフレームに取り付ける時



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コットワンは、脚の先端のコの字型フックをサイドフレームに引っ掛けてから、倒したレバーを『カッチン』と戻せば嵌ります。
一般的な大人の握力があれば片手でもOK。


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一方、DESERT WALKERはレバー機構がなく、『グググッ』と力をかけて脚をしならせながら嵌め込みます。
これは片手では難しくて、そもそも女性だと嵌めることが厳しいかも。


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左:コットワン(190×68×16) 右:DESERT WALKER(185×60×15)

DESERT WALKERの方が幅・奥行き・高さ全てちょびっとずつ小さいです。
まぁこれはあえて小さいのを選んでいるので、逆に大きかったら困るところ(笑)


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上:DESERT WALKER 下:コットワン

DESERT WALKERは4本足で、コットワンは3本足。

脚が細い分、DESERT WALKERは本数で強度を稼いでいるんですね。(単純にライトコットの真似しただけかもw)
脚の嵌め込みで力が必要な事と脚の多さで、DESERT WALKERの方が組み立てには時間がかかります。
と言っても、そもそも5分くらいで組み立てられますが。

ここで注目すべきは脚の形。
地面に接触する方を下に見て、コットワンは山なりになっているのに対して、DESERT WALKERは下に湾曲。
実は、素の状態のDESERT WALKERの脚は真っ直ぐなのですが、組み立てるとシートの張りに負けて湾曲するんですね。
で、実際にシートの上に寝るとシートが内側にたわむ方向に引っ張られるので、脚が更に下に湾曲すると。
なので、長期間使って脚がヘタってくるとシートの張りが弱くなりそう。

一方、コットワンは最初から山なりに角度がついていて組み立ててもほとんど変形は見られません。
変形したとしても、脚の山なりと内側へのたわみが逆方向なので相殺する形。
長期間のシートの張りが期待できます。



その他、組み立て後に気づいた点。

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DESERT WALKERの、脚嵌め込み用のシートスレーブ穴ですが、端部の折返し処理等をしていなく開けっ放しに。
そのうちここからほつれていく予感・・・


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左下:DESERT WALKER 右上:コットワン

上の穴より気になるのが、DESERT WALKERの、脚コの字ジョイントとシート生地の干渉。

既にテンションが掛かって角の部分が突っ張ってます。
多分、そのうちここ破けるだろうなぁ...


一方、コットワンはきちんと生地を切り欠いて逃げてる上に、キチンと端部の処理をやってます。
こういったところに、パチもんと本家の差が如実に出てくるんですね。



肝心の寝心地ですが、シートの張り具合は3年使ったコットワンとの比較ではそれほど差があるようには感じられませんでした。
幅が狭い分、仰向けに寝た時、気をつけの状態で腕を真っ直ぐにしないと肘がサイドフレームに当たってしまいますが、わざわざ小さいコットを選んだのだから仕方ない。
脇を締めて胸の前で指を組んで、神様にお祈りする姿勢で寝ることにします。(意外と落ち着く姿勢w)

若干DESERT WALKERの方が沈み込みは大きい気がしますが、人によってはこっちの方が寝心地いいと感じるかも。
サイドフレームの穴に細い脚を嵌め込むタイプの、格安ローコットによくある前後のふらつきもギシギシした感じもなく、コットワンと寝比べなければこれで十分。
ま、耐久性は未知数ですが、それは自ら人柱になるしかないですね。(そもそも、耐久性を評価できるほどキャンプに行けるのかしらw)



あ、肝心のスヴァルバードとの組み合わせですが、

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コットワンでこれだけはみ出したのが


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若干突っ張るところもありますがなんとか無事にイン。


こういうコピー品を買った場合、オリジナルの高さにバカバカしくなりがちですが、DESERT WALKERと比較したことでヘリノックスの作りの良さを改めて実感することができました。
まぁ、流石に価格差3倍程の差は見い出せませんでしたが、そこはオリジナルへのリスペクト料ということで(笑)


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次は、電車deキャンプでコット寝ができるように大きめのザックが欲しくなってきたとかこないとか...


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